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内定後の給与交渉に使えるメール例文とポイント|納得の条件を引き出す丁寧な伝え方

ライト

転職活動や就職活動で無事に内定を獲得した後、企業から提示された給与条件が「希望より低い」「前職と比べて納得できない」と感じることは少なくありません。そのような場合には、内定後の給与交渉が重要なステップとなります。

中でも、メールでの交渉は第一選択肢として有効です。冷静かつ丁寧に伝えることができるため、印象を損なわずに要望を伝えることが可能です。

この記事では、「内定後 給与交渉 メール 例文」をテーマに、正しいメールの書き方、構成、注意点、そしてすぐに使える文例をご紹介します。


内定後の給与交渉は「メール」で始めるのが基本

給与交渉は「直接言いにくい」「言葉を間違えたら怖い」という不安を持たれがちですが、メールなら冷静に整理して伝えられるため、最もスマートな方法です。

企業側も、オファー後の軽い調整は想定内としていることが多く、前向きかつ誠実な相談であれば、交渉を歓迎する場合もあります。


給与交渉メールの基本構成

  1. 件名:シンプルかつ内容が明確なもの
  2. 宛名と挨拶:企業名・担当者名を記載
  3. 内定への感謝と入社意欲の表明
  4. 給与条件についての相談内容と根拠の説明
  5. 企業側への配慮と柔軟な姿勢
  6. 結びの言葉と署名

【基本形】内定後 給与交渉 メール 例文①(スタンダード)

件名:内定条件に関するご相談(山田太郎)

株式会社〇〇
採用ご担当者様

お世話になっております。〇〇職で内定をいただきました山田太郎と申します。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

御社の事業内容や理念に深く共感しており、入社後は一日でも早く貢献できるよう努めてまいります。

さて、誠に恐縮ですが、提示いただいた年収条件について一点ご相談がございます。

前職では年収約〇〇万円(基本給+手当+賞与)で勤務しており、今回のポジションにおいても同等もしくは若干上回る水準でのご調整をお願いできればと考えております。

御社のご都合もあるかと存じますので、あくまでご相談という形でご検討いただけますと幸いです。

ご多忙のところ恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

山田 太郎
メール:yamada@example.com
電話:090-xxxx-xxxx


【未経験転職向け】内定後 給与交渉 メール 例文②

株式会社〇〇
採用ご担当者様

お世話になっております。〇〇職で内定をいただきました山田太郎と申します。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

初めての業界・職種への挑戦となりますが、入社に向けて〇〇資格の取得や業務理解に努めております。

ご提示いただいた条件について、前職では年収〇〇万円で勤務していたこともあり、
今回のポジションに対する意欲と準備を踏まえ、可能であれば近しい条件でのご調整をご検討いただけますと幸いです。

あくまでご相談という形でございますので、柔軟に対応いただければと思っております。

何卒よろしくお願いいたします。

山田 太郎


【業務責任の重さを根拠にした】メール 例文③

このたびの内定、誠にありがとうございます。
ご提示いただいた条件について前向きに検討しておりますが、年収面に関して一点ご相談がございます。

担当予定の業務内容を拝見し、管理職相当のマネジメント業務が含まれていることを鑑みて、
年収〇〇万円程度での調整をご検討いただけますと、より一層の責任感を持って取り組めると考えております。

貴社のご都合に合わせて柔軟に対応いたしますので、前向きにご検討いただければ幸いです。


給与交渉メールの注意点

注意点解説
承諾前に送る内定承諾後の交渉は信頼を損ねる原因になるため、必ず「承諾前」に行う
金額だけを提示しない「〇〇万円にしてください」だけでは一方的すぎてNG。根拠を必ず添える
感謝と入社意欲を忘れない希望を伝える前に、内定への感謝と御社で働きたい意欲を明示する
エージェント経由の場合は注意エージェント経由で応募した場合、直接企業に交渉せず、エージェントに相談するのが原則

よくある質問(Q&A)

Q:給与交渉のメールは誰宛に送るべき?

A:原則、内定連絡をしてきた担当者宛に送るのが正解です。
採用担当者が一次窓口であることがほとんどです。部署の責任者などに直接送るのは避けましょう。


Q:希望が通らなかったらどうするべき?

A:給与以外の条件も含めて総合判断を。
交通費や福利厚生、昇給制度、キャリアパスなどを考慮し、納得できる条件かどうかで判断することが大切です。


まとめ|内定後 給与交渉 メール 例文を活用して丁寧に伝えよう

給与交渉は、自己主張ではなく信頼関係を築きながら条件調整をする大切な対話です。
内定後 給与交渉 メール 例文」を参考に、以下の流れを意識して丁寧に相談することで、交渉の成功率は高まります。

✔ 成功のポイントまとめ

  • 内定提示後〜承諾前に送る
  • 感謝と入社意欲を明確に伝える
  • 希望額には根拠を添える
  • 柔軟な姿勢で「相談」として伝える

丁寧なメールで信頼を得ながら、納得のいく条件で新しいキャリアをスタートさせましょう。

ABOUT ME
ライト
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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