転職面接でヘアクリップは使える?好印象を与える髪留めの選び方と失敗しないヘアマナー
中途採用の面接に向けて身だしなみを整える際、スーツやメイクだけでなく、髪をまとめるヘアアクセサリーの選び方に悩む女性は少なくありません。特に、日常のオフィスワークやプライベートで手軽に髪をまとめられる「ヘアクリップ(バンスクリップやバナナクリップなど)」は、「面接という公式な選考の場で使っても失礼にあたらないのか」「デザインや色次第で着用してもよいのか」と判断に迷いやすいアイテムです。
面接官は、髪型そのものの清潔感に加えて、着用している小物からもTPO(時・場所・場合)をわきまえたビジネスマナーや良識を読み取っています。
転職面接におけるヘアクリップ着用の適否をはじめ、面接官に好印象を与える髪留めの基本ルール、使用できるクリップ・避けるべきクリップの境界線、クリップを使わずに清潔感を高めるまとめ方について解説します。
転職面接で「ヘアクリップ」を使用しても問題ない?
結論から述べると、一般的な転職面接において、目立つヘアクリップの使用は避けるのが無難です。
日常のデスクワークであれば、髪を一時的に留めるヘアクリップは広く使われていますが、中途採用の面接は「初対面の面接官に対して礼儀を尽くす公式な場」です。多くのヘアクリップは、その構造や形状から「カジュアルな室内用」「簡易的なまとめ髪ツール」という印象を与えやすく、フォーマル度が求められる選考の場ではマナー違反と受け取られるリスクがあります。
特に、金融、保険、官公庁、医療、歴史ある大手メーカーなど、規律や礼節を重視する業界では、ヘアクリップを着用しているだけで「公私の区別がついていない」「身だしなみに緊張感がない」と判断される恐れがあります。
ただし、デザインが極めてシンプルで、髪色に完全に溶け込む小さな補助用クリップであれば、目立たない形で活用できる場合もあります。
面接で避けるべきNGなヘアクリップの特徴
面接の場においてマイナス評価につながりやすい、典型的なヘアクリップの種類や特徴です。
1. 大きなバンスクリップ(ワニクリップ)
後頭部で髪を挟み込んで留める大型のバンスクリップは、プラスチックの爪やバネ部分が大きく露出しやすくなります。家事や作業中のまとめ髪という生活感が前面に出てしまうため、面接の場には適していません。
2. バナナクリップ
縦に髪を挟んでポニーテール風に見せるバナナクリップも、日常使いの印象が強いアイテムです。頭部の形状に対して厚みが出やすく、ジャケットの襟元に干渉して姿勢が崩れて見える原因にもなります。
3. 華美な装飾(ビジュー・パール・大柄リボン・花柄)
ラインストーンやパール、大ぶりな金具、光沢の強すぎるサテンリボンなどが付いたクリップは、パーティー用やプライベートの装飾とみなされます。面接官の視線を無駄に集めてしまい、落ち着きのない印象を与えます。
4. 派手な色や柄物(アセテート・べっ甲柄・原色)
べっ甲風のマーブル模様や、ゴールド、シルバー、鮮やかな原色のクリップは、黒髪やダークトーンのスーツスタイルの中で悪目立ちします。ビジネスシーンのフォーマルな場では、装飾品としての主張を最小限に抑えるのが鉄則です。
どうしてもクリップを使う場合の条件と選び方
髪の毛のボリュームや生え癖の都合上、クリップを補助的に使用したい場合に許容される基準です。
- 形状:装飾のない、極めて薄型で小ぶりのシンプルなデザイン
- 色:自身の髪色に馴染む「ブラック(黒)」または「ダークブラウン(濃茶)」
- 素材:光沢を抑えたマット加工のプラスチック、または布巻き加工のもの
- 使用目的:ヘアスタイル全体の主役に据えるのではなく、サイドの短い髪やおくれ毛が落ちてこないよう、耳の後ろや内側で留める「補助ツール」として使用する
周囲から見て「クリップで留めていること」が目立たず、髪型全体の清潔感を保つ黒子役に徹している状態であれば、大きな問題にはなりにくくなります。
転職面接で最も安心できるヘアアクセサリーの基本
面接官に最も安心感と誠実な印象を与えるのは、ヘアクリップではなく、伝統的なビジネス用ヘアアイテムです。
| アイテム | 選び方の基準 | おすすめの用途 |
| ヘアゴム | 飾りのない黒・濃紺・茶色のシンプルなリングゴム | 一つ結び(ポニーテール)、ローポニー |
| ヘアピン(アメピン) | 黒や濃茶の目立たないストレートピン・スモールピン | 前髪の固定、サイドの短い毛の固定 |
| シンプルなバレッタ | 装飾のない黒や濃紺の布巻き・レザー調の細幅バレッタ | ハーフアップの留め具、ゴム隠し |
| シニヨンネット | 飾りのない黒の細かなネット | 髪が長い場合のまとめ髪、お団子ヘア |
上記のような装飾のないプレーンなアイテムでまとめることで、余計な自己主張を排除し、面接官が候補者の表情や対話の内容に集中できる環境を作ることができます。
面接官に好印象を与えるヘアセットのポイント
ヘアクリップに頼らず、面接を通して乱れない髪型を整えるための手順です。
1. お辞儀をしても崩れない「ホールド力」を持たせる
面接では、入退室や挨拶などで深く頭を下げる場面が何度もあります。頭を上げた瞬間に髪が前に垂れてしまったり、手で髪を払い直す動作が必要になったりすると、落ち着きのない印象を与えます。
髪を結ぶ前に、全体に軽めのヘアワックスをなじませておき、結んだ後に落ちてくる短い毛は内側からヘアピンで留め、最後にキープスプレーで固定します。
2. 結ぶ位置は「耳の高さ〜やや下」に設定する
ロングやミディアムヘアを一つ結びにする際、結ぶ位置が高すぎると幼く活動的すぎる印象を与え、低すぎると大人しく地味に見えすぎることがあります。耳の中央からやや下の位置で結ぶことで、落ち着きと知的さを兼ね備えたバランスの良いシルエットになります。
3. ハーフアップは上品なバレッタまたはゴムで留める
ミディアムヘアなどでハーフアップにする場合も、クリップではなく目立たない細ゴムで結ぶか、細幅のシンプルな黒バレッタを使用します。耳周りをしっかりと出すことで顔まわりが明るくなり、快活な表情が相手に伝わります。
面接直前に確認すべき足元・手元・髪型の最終点検
会場に入る直前や、オンライン面接の画面に映る前に、鏡を使って確認しておくべき項目です。
- [ ] 後頭部やサイドから、カジュアルなクリップの爪やバネが露出していないか
- [ ] お辞儀をして頭を勢いよく上げた際、髪が崩れず元の位置に収まるか
- [ ] 頭頂部や生え際から、短い毛(アホ毛)が跳ねていないか
- [ ] ヘアピンが目立つ表面に何本も刺さっておらず、内側に隠れているか
- [ ] 整髪料のつけすぎによる不自然な束感やテカリが出ていないか



