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第二新卒の事務職転職と、年収アップを叶える給料交渉の進め方

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学校を卒業して数年以内の「第二新卒」としてオフィスワークの基本である事務職への転職に挑戦したいと考えた際、数ある求人の中からどのように自分に合った職場を見つければよいのか、また、事務職という職種においてどのように動けば納得のいく給与や年収を獲得できるのだろうかと、頭を悩ませる方は少なくありません。「未経験から事務職へ転職する場合、給料や年収はどのようになってしまうのだろうか」「内定をもらった後、企業側に対してどのように給料交渉を進めれば、心証を悪くせずに希望額を引き出せるのだろうか」と、疑問や不安を抱くのは当然のことと言えます。事務職の求人は人気が高く、一般的な条件設定では前職から給与が大きく上がりにくい傾向もありますが、市場の適正な給与相場を正しく把握し、適切なタイミングと手順で給料交渉を行うことができれば、企業側からの評価を損ねることなく、納得のいく条件を引き出すことが十分に可能です。この記事では、第二新卒の事務職転職における給与事情をはじめ、適正年収を把握するための準備、オファー面談でのスマートな給料交渉の進め方、そして絶対に避けるべきNG行動について詳しく解説します。

第二新卒の事務職における給与事情と採用の仕組み

まずは、第二新卒が事務職へ転職する際、給与がどのような基準や背景で決定されるのか、その基本的な仕組みについて正しい理解を深めておくことが大切です。

事務職の給与水準とポテンシャル採用の背景

事務職は、多くの業界や企業においてバックオフィスを支える不可欠な役割を担っており、安定した働き方を求めるビジネスパーソンから常に高い人気を集めています。第二新卒の採用においては、専門的な高度な実務経験よりも、丁寧なデータ入力や正確な書類作成能力、そして社内外の円滑なコミュニケーションをこなす若手ならではの柔軟性が評価されるポテンシャル採用が主流です。提示される給与は、企業の給与テーブルや新卒の初任給をベースに決定されることが多く、専門職と比較すると大幅な昇給が難しい場合もありますが、会社の規模や業績、保有する資格などによって適切な評価を受けることが可能です。

自身の市場価値と現在の給与実績の正確な把握

転職先から納得のいく給与を引き出すための前提として、現在の自身の正確な年収を把握することが欠かせません。手取り額ではなく、税金や社会保険料が控除される前の「額面の総支給額」を算出します。その上で、事務職における一般的な平均年収水準や、志望する企業の給与レンジをリサーチし、自分のスキルや前職での経験が労働市場においてどれほどの価値を持つのかを、客観的なデータに基づいて把握しておくことが重要となります。

事務職の転職で納得のいく給料交渉を進めるための具体的なステップ

適正な相場を把握した上で、事務職の志望企業から納得のいく年収の上乗せを引き出すための具体的な交渉ステップについて解説します。

交渉の舞台は内定獲得後のオファー面談に設定する

具体的な金額の相談や条件の調整を行うのに最も適したタイミングは、企業側があなたを採用したいという意思を固めた、内定獲得後の「オファー面談」の場、あるいはエージェントを介した条件すり合わせのフェーズです。選考の初期段階から自分から積極的に給与の引き上げを要求すると、仕事内容への意欲よりも待遇を優先しているという悪印象を与えかねます。すべての選考をクリアし、自身のポテンシャルや価値が十分に評価された状態になってから交渉のテーブルにつくことが鉄則となります。

実績と市場相場を根拠に論理的に説明する

実際の給与の引き上げを切り出す際は、個人的な生活事情を一切排除します。前職で培った正確な事務処理能力や、周囲と協力して業務を円滑に進めた実績などをベースに話を組み立てます。労働市場における事務職の給与相場データを踏まえ、「これまでの経験や市場での給与相場を鑑み、基本給についてもう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうか」と論理的に説明することが、企業側を納得させる強力な根拠となります。

感謝の意を伝えつつ謙虚な相談のスタンスを貫く

どれほど熱意やポテンシャルがあったとしても、希望額を一方的に要求として突きつけるのではなく、あくまで「相談」の形をとることがビジネスにおける重要なルールです。条件の話し合いに入る前に、自分を高く評価して内定を出してくれた企業に対する感謝と、入社後に正確な事務作業を通じて組織に貢献したいという意欲を真っ先に伝えます。プロとしての自信と組織人としての謙虚さを両立させることで、相手の心証を損ねることなく前向きな条件調整を行うことができます。

事務職の給与交渉や転職活動で絶対に避けるべきNG行動

確認や交渉のやり取りにおいて、一歩間違えると企業からの信頼を完全に失ってしまう、致命的なNG行動について確認しておきましょう。

根拠のない過度な高額年収を要求すること

自身のスキルや事務職全体の給与相場を無視して、「一般職であってもこれくらいはもらえるはずだ」といった根拠のない高額な給与を強気に要求することは絶対に避けるべきです。客観的な相場や自身の経験に見合わない要求を行う人物は、採用側から敬遠され、最悪の場合は内定辞退や見送りを引き起こす最大の原因となります。

個人的な生活事情や感情論を交渉の理由にすること

「事務職として一人暮らしを始めるから生活費がかかる」「もっと自由にお金を使いたいから」といった、個人的なプライベートの事情を給料交渉の理由にすることは、ビジネスの場として不適切です。企業は個人の生活を補助するために給料を支払うのではなく、業務上で提供される実務上の価値やポテンシャルに対する対価として給料を支払います。個人的な感情論を持ち出すことは、自立したビジネスパーソンとしての評価を大きく下げる原因となります。

内定承諾の返事をした後に後出しで条件の変更を要求すること

提示された給料や労働条件に一度納得して内定承諾の意向を伝えた後や、雇用契約を結んだ後に、「やっぱり条件に納得がいかないので給料を上げてほしい」と後出しで交渉を試みるのは重大なルール違反です。一度交わした合意を理由なく覆す行為は、採用担当者や配属先からの信用を完全に失墜させ、信頼関係に深刻な悪影響を及ぼします。条件面に関する確認や交渉は、必ず内定承諾を行う前の検討期間中にすべて完了させなければなりません。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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