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内定後に給料交渉メールを送る方法【成功するためのタイミングと例文】

ライト

転職活動の終盤で「内定」を獲得したとき、ほっと一安心する一方で、提示された条件に満足できないこともあります。そんなときに必要なのが「給料交渉」です。ただし、対面や電話では切り出しにくいと感じる人も多く、メールで交渉するのが有効な場合もあります。ここでは「内定 給料交渉 メール」をテーマに、正しい進め方、注意点、実際に使えるメール例文まで、詳しく解説します。

内定後に給料交渉をしても大丈夫?

結論から言えば、内定後に給料交渉を行うのは問題ありません。むしろ、多くの企業側も「交渉が発生する可能性」を前提に内定通知を出しているため、丁寧な姿勢で臨めば悪印象を持たれることはありません。

ただし、交渉する際には以下を意識する必要があります。

  • あくまでも相談スタンスで臨む
  • 企業への入社意欲をしっかり示す
  • 冷静かつ丁寧な文章を心がける

これらを守れば、内定後の給料交渉もスムーズに進めることができます。

内定後に給料交渉メールを送る適切なタイミング

給料交渉メールを送るタイミングはとても重要です。タイミングを誤ると、印象を悪くしてしまうリスクがあります。

ベストなタイミング

  • 正式な内定通知(オファーレター)を受け取った直後
  • 条件提示内容を確認したうえで、なるべく早め(1~2営業日以内)

条件に納得できないまま内定承諾書を提出してしまうと、後から交渉するのは非常に難しくなるため、早めにアクションを起こしましょう。

内定後に送る給料交渉メールの構成

内定後に給料交渉をするメールは、次の流れに沿って構成します。

  1. 内定への感謝を述べる
  2. 内定受諾の前向きな意向を示す
  3. 提示条件に関して相談したい旨を伝える
  4. 具体的な理由(実績、スキル、市場相場)を簡潔に述べる
  5. 柔軟なスタンスを示し、再検討を依頼する
  6. お忙しい中への配慮を添える

この構成に沿えば、失礼にならず、前向きな交渉が可能になります。

実際に使える内定後給料交渉メール例文


【例文:内定後に給料交渉を申し出るメール】

件名:内定条件に関するご相談

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
このたびは、〇〇ポジションに関する内定通知をいただき、誠にありがとうございます。
貴社の理念や事業内容に深く共感しており、ぜひ御社で力を発揮したいと考えております。

提示いただいた条件について一点ご相談がございます。
私のこれまでの経験(営業職における新規開拓実績、マネジメント経験など)および業界の市場水準を踏まえ、
もし可能であれば、給与面について再度ご検討いただくことは可能でしょうか。

もちろん、御社のご事情もあるかと存じますので、難しい場合には提示条件を尊重し、前向きに検討させていただきます。

お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――
氏名
電話番号
メールアドレス
――――――――――――


このように、感謝+入社意欲+相談スタンスをしっかり盛り込むことがポイントです。

内定後の給料交渉メールで成功するコツ

1. 感謝と前向きな姿勢を最初に示す

最初に「内定への感謝」と「入社意欲」を伝えることで、企業側に安心感を与え、交渉への心理的ハードルを下げられます。

2. 希望額は控えめに伝える

いきなり高額な年収を要求するのではなく、現実的なレンジを提示する、または「ご相談させていただけますか」という形で柔らかく伝えることが重要です。

3. 交渉の根拠を用意しておく

自分の希望年収に対して、「過去の実績」「専門スキル」「業界相場」など、説得力ある根拠を用意しておきましょう。

4. 強引な要求はしない

「この条件でなければ辞退します」といった強硬な姿勢は、企業側に悪い印象を与える可能性が高いため避けるべきです。

給料交渉後にお礼メールを送るべき?

給料交渉後、再提示された条件に納得した場合には、必ずお礼メールを送りましょう。
交渉に応じてくれた企業へのリスペクトを表すとともに、良好な関係を築くために重要です。


【例文:交渉成立後のお礼メール】

件名:条件ご調整に関する御礼

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
このたびは、給与条件に関するご相談にご対応いただき、誠にありがとうございました。

ご配慮いただいた新たな条件を、喜んで受けさせていただきたく存じます。
今後、貴社の発展に貢献できるよう、より一層努力してまいります。

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

――――――――――――
氏名
電話番号
メールアドレス
――――――――――――


このように、誠実な感謝と今後への意欲を明確に伝えると非常に好印象です。

まとめ

内定 給料交渉 メール」は、適切なタイミングと正しい表現を使えば、採用担当者との信頼関係を壊すことなく、希望条件に近づける大きなチャンスになります。
ポイントは、

  • まず内定への感謝と前向きな意欲を伝える
  • 条件交渉は相談ベースで柔らかく行う
  • 交渉後も感謝を忘れずに伝える

という基本を徹底すること。
交渉の場面でも誠実さを貫き、納得のいく転職を実現しましょう。

ABOUT ME
ライト
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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