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オファー面談に手土産は必要?年収アップを叶える給与交渉の正しい進め方

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転職活動において、数々の厳しい選考プロセスを突破し、志望する企業から無事に内定を獲得した後に実施される「オファー面談(条件面談)」へと進んだ際、「面談の場へ足を運ぶにあたり、手土産を持参した方が良いのだろうか」「手土産を渡すことで、採用担当者への心証が良くなり、給与交渉を有利に進めることができるのではないだろうか」と、訪問時のマナーや交渉への影響について、悩みを抱く転職者は、決して少なくありません。自身のこれまでに培ってきた実務経験や、専門スキルを正当に評価してもらい、納得のいく適正な給料を得ることは、新しい職場でのモチベーションを高く維持し、今後のキャリアを成功させるための、極めて重要な要素となります。結論から申し上げますと、オファー面談の場において、手土産を持参する必要は一切なく、手土産の有無が年収交渉の結果を左右することは、絶対にありません。企業側が評価するのは、手土産などの気遣いではなく、転職者がこれまでに残してきた客観的な実績と、入社後に発揮できるビジネス上の価値そのものです。この記事では、オファー面談における手土産の扱いをはじめ、年収交渉を成功させるための具体的な事前準備、スマートな給料交渉の進め方、そして、絶対に避けるべきNGな行動について、詳しく解説します。

オファー面談における手土産の必要性と企業側の受け止め方

まずは、内定後に行われるオファー面談において、手土産を持参するという行為が、企業側からどのように受け止められるのかについて、正しい理解を深めておくことが、大切です。

基本的にオファー面談に手土産は不要である

一般的なビジネスの慣習として、オファー面談を含むすべての採用プロセスにおいて、応募者側から企業側へ手土産を持参する必要は、全くありません。オファー面談は、企業があなたを自社に迎え入れたいという意思を示し、双方が対等な立場で労働条件のすり合わせを行う、公式なビジネスの場です。そのため、個人的な贈り物を持参することは、かえって採用担当者に気を遣わせてしまい、対応に困らせてしまう可能性が、あります。手ぶらで訪問したからといって、常識がないと判断されたり、評価が下がったりすることは、決してありません。

手土産の持参が給与交渉に有利に働くことはない

手土産を渡すことで、「少しでも自分を良く見せて、給料交渉を有利に進めたい」と考える方もいるかもしれませんが、その期待は完全に的外れと、言わざるを得ません。企業は、手土産などの個人的な配慮によって給与額を決定するわけではなく、あくまで会社の規定や、転職者の持つスキル、そして市場価値といった客観的な基準に基づいて、厳格に条件を提示します。品物で歓心を買おうとする行為は、プロフェッショナルとしての自信のなさの表れと受け取られかねず、論理的な交渉を行う上で、むしろマイナスに働くリスクすら、潜んでいます。

手土産よりも重要となるオファー面談に向けた事前準備

手土産の選定に悩む時間を割くのであれば、企業からの心証を悪くすることなく、自身の希望する条件を引き出すための、入念な事前準備に集中することが、不可欠となります。

労働条件通知書の細部を正確に確認する

面談に臨む前の最も重要な準備は、企業から事前に送付される労働条件通知書(オファーレター)の内容を、隅々まで正確に読み込んでおくことです。提示された想定年収の総額だけでなく、毎月確実に支給される「基本給」の額や、業績によって変動する「賞与」の割合、そして、固定残業代が含まれている場合は何時間分に該当するのかといった内訳を、しっかりと把握します。自身の希望額との間にどの程度の差があるのかを明確にし、当日の話し合いがスムーズに進行するよう、準備を整えることが、求められます。

自身の市場価値と希望年収の根拠を論理的に整理する

年収交渉を行うにあたって欠かせないのは、ただ漠然と「給料を上げてほしい」と要求するのではなく、明確で客観的な根拠を、しっかりと準備しておくことです。同業界・同職種の転職市場における一般的な相場をリサーチした上で、妥当な希望額を算出しておきます。そして、これまでの実務において達成した具体的な実績や、自身が保有する専門スキルが、入社後にその企業の利益向上にどのように直結するのかを、数値を交えて論理的に説明できるよう、思考を整理しておくことが、交渉の第一歩と、なります。

年収を増やすためのスマートな給料交渉の進め方

準備した論理的な根拠をもとに、実際の面談の場で年収交渉を行う際は、順序立てた丁寧なコミュニケーションと、相手への配慮に、気をつける必要が、あります。

面談の場では深い感謝と高い入社意欲を真っ先に伝える

面談がスタートした際、いきなりお金の要望や条件の確認をぶつけるのは、絶対に避けるべきです。まずは、自分を高く評価して内定を出してくれたことに対する深い感謝と、その企業で意欲的に働き、実績を通じて貢献していきたいという高い入社意欲を、真っ先に伝えることが、鉄則と、なります。「貴社への入社を第一志望として、前向きに検討しております」と、敬意をしっかりと示すことで、採用担当者との間に良好な信頼関係を築き、建設的な話し合いの土台を作ることが、できます。

強気な要求ではなく謙虚な「相談」のスタンスで打診する

人事担当者から労働条件の説明が一通り終わり、質疑応答の時間に入ったタイミングで、給与交渉を切り出します。ここで気をつけるべきポイントは、「前職での〇〇という実績や、現在の市場価値を踏まえますと、提示いただいた基本給について、もう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうか」と、あくまで謙虚な「相談」のスタンスで伝えることです。客観的なスキルやデータを事実として提示しながら打診することで、人事担当者が社内の上層部を納得させるための、強力な材料を提供することに、繋がります。

オファー面談および給与交渉で絶対に避けるべきNG行動

面談の場での振る舞いや、認識の誤りによって、企業からの信頼を決定的に損ねる事態を回避するために、あらかじめ把握しておくべき禁止事項について、確認しておきましょう。

個人的な事情や感情論を理由に交渉を行うこと

「生活費が足りないから給料を上げてください」「住宅ローンの支払いがあるため、この金額では困ります」といった、個人的な生活事情を理由にして、年収の引き上げを強く要求することは、厳禁です。企業は、個人の生活費を補填するために対価を支払うのではなく、提供されるビジネス上の価値や成果に対して給料を支払います。個人的な感情論を交渉の理由に持ち出すことは、「プロフェッショナルとしての意識が欠けている」という最悪の評価に直結し、企業側が歩み寄る意志を完全に失わせる原因と、なります。

内定承諾の返事をした後に後出しで条件変更を求めること

オファー面談の場で、提示された条件に一度納得し、内定承諾の意思表示をした後や、内定承諾書を提出した後に、「やはり、もう少し年収を上げてほしい」と、後出しで給料交渉を持ちかけることは、ビジネスにおける重大なルール違反と、なります。一度交わした合意を事後的に覆そうとする不誠実な行為は、採用担当者や配属先からの信用を根底から失わせ、最悪の場合は内定そのものが白紙に戻るリスクも、伴います。そのため、条件に関する確認や年収交渉は、必ず内定承諾の返答を行う前の検討期間内に、すべて完結させなければなりません。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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