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新卒の内定後に給与交渉はできる?正しいやり方・注意点・交渉例を徹底解説

ライト

内定後に給与交渉をしたいけれど、新卒でそんなことを言っていいのか分からない……
多くの就活生が一度は迷うポイントが、**「給与交渉」**です。特に新卒の場合、「印象が悪くならないか」「内定が取り消されないか」と不安になるのも当然です。

この記事では、「内定後 給与交渉 新卒」というテーマで、新卒でも給与交渉はできるのか?そのタイミング・正しいやり方・避けるべきNG行動、そして実際に使える例文まで、詳しく解説します。


新卒でも給与交渉は可能?基本的な考え方

✅ 結論:新卒でも条件次第では給与交渉は可能

一般的に新卒採用では給与テーブルが固定されているため、中途採用のような柔軟な交渉は難しいのが現実です。しかし、以下のようなケースでは、交渉の余地が生まれる可能性があります。

◉ 交渉が検討されやすいケース

  • 海外大卒や院卒など、他の応募者と明らかに異なるバックグラウンド
  • 国家資格や専門性の高い技術職(例:看護師・技術士・会計士など)
  • 他社からの内定を複数獲得しており、明確な比較条件がある
  • 入社が予定されている職種が「高付加価値職種」(研究・ITエンジニアなど)

◉ 交渉が難しいケース

  • 総合職・一般職など一括採用形式での配属前職種不定
  • 学生時代の実績やスキルに乏しい
  • 同期と同じ待遇でなければならない制度がある場合

内定後の給与交渉における正しいタイミング

新卒の場合、給与交渉のタイミングは非常に重要です。選考中に持ち出すのは避け、必ず「内定通知を受けた後」に行いましょう。

タイミング内容おすすめ度
エントリー〜面接中印象ダウンリスクが高いため避けるべき×
最終面接後〜内定通知直後条件提示を受けた段階で相談するのが理想的
内定承諾後調整が難しく、印象も悪くなる可能性あり

新卒で給与交渉をする際の注意点

❌ NG行動に注意!

  • 根拠のない金額提示:「なんとなく高い方が嬉しい」はNG
  • 高圧的な態度:「この条件じゃ入社しません」などの強気交渉は逆効果
  • 他社の条件を盾に交渉するだけ:「〇〇社ではこれだけもらえるので…」と比較だけでは説得力が弱い
  • メールでいきなり金額提示:文面だけだと印象が伝わりづらい。対話型が理想

成功につなげる給与交渉のコツ(新卒編)

✅ 1. 感謝と入社意欲を前面に出す

「内定をいただきありがとうございます。御社の理念に共感し、働けることを心から嬉しく思っております。」

✅ 2. 金額ではなく“相談”の形で希望を伝える

「一点、給与面についてご相談させていただくことは可能でしょうか?」

✅ 3. 根拠を添えて柔らかく伝える

「前職経験はありませんが、大学では〇〇に取り組み、△△の資格を取得しました。今後の貢献を考慮して、もし検討いただける余地があればありがたく思っております。」


【例文】新卒の給与交渉メール(柔らかい相談形式)

件名:内定条件に関するご相談(氏名)

株式会社〇〇
採用ご担当者様

お世話になっております。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
御社の理念や事業内容に強く共感し、内定をいただけたことを大変嬉しく思っております。

さて、提示いただいた給与条件について一点ご相談がございます。
私自身、大学時代に〇〇の活動や△△の研究に注力しており、それらの経験を活かして御社でも早期から貢献したいと考えております。

大変恐縮ではございますが、初任給についてご調整いただく余地がございましたらご検討いただけますと幸いです。

ご多忙の中恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

〇〇 〇〇(氏名)
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:example@example.com


よくある質問(Q&A)

Q:新卒で給与交渉すると印象が悪くなりますか?

A:伝え方次第で印象は悪くなりません。
強気な要求ではなく、「相談」という形で冷静かつ誠実に伝えることで、むしろ「自分の価値を理解している人材」として好印象になることもあります。


Q:希望が通らなかった場合、どう対応するべき?

A:条件全体を見て判断しましょう。
給与以外にも研修制度・福利厚生・配属先など、長期的な視点で検討することが大切です。


Q:他社と迷っている場合、交渉材料にしてもよい?

A:可能ですが、慎重に。
他社の条件を比較材料にする場合は、「金額の違い」だけでなく「自分がその企業で何を成し遂げたいか」という意思も合わせて伝えることが必要です。


まとめ|内定後 給与交渉 新卒でも「相談型」であれば交渉可能

新卒採用では給与が画一的に設定されていることが多いため、柔軟な調整は難しい面もあります。しかし、「内定後 給与交渉 新卒」という視点で考えると、伝え方と姿勢次第で一定の交渉余地はあることが分かります。

💡 成功させるポイント

  • タイミングは「内定提示直後」に限定する
  • 金額ではなく「相談ベース」で伝える
  • 経歴やスキルの根拠を示す
  • 感謝と入社意欲を必ずセットで伝える

慎重で誠実なアプローチを心がけることで、新卒であっても納得のいく条件で社会人のスタートを切ることができます。

ABOUT ME
ライト
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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