年収交渉と残業代の関係|年収に含まれる?含まれない?確認・交渉のポイントを徹底解説
「年収交渉で残業代ってどう扱われるの?」
「“年収〇〇万円(みなし残業代込み)”って、実際いくらが基本給なの?」
「交渉のときに残業代をどこまで確認・主張していいのか知りたい」
転職や昇進、内定後の条件提示などで行われる年収交渉では、金額そのものだけでなく、「その中に残業代が含まれているのか、それとも別途支給されるのか」という点が非常に重要です。
特に「みなし残業制度」や「固定残業代制」を導入している企業では、表面上の年収と実質の手取りにギャップが生まれることもあるため、交渉段階での明確な確認が不可欠です。
この記事では、「年収交渉 残業代」というキーワードを自然に盛り込みながら、残業代の取り扱いの種類・確認方法・交渉の仕方・注意点・メール例文・よくある誤解まで詳しく解説します。
年収に含まれる残業代の考え方|2つのパターン
✅ ① 年収に残業代が「含まれていない(別途支給)」
多くの企業で採用されているオーソドックスなパターン。
実働ベースで残業時間に応じて残業手当が支給されるため、残業が多い月には手取りが増え、残業がないと減るという仕組み。
年収交渉では「残業代込みの年収額」と誤認されないよう、「基本給+賞与」で交渉対象となることが一般的です。
✅ ② 年収に「固定残業代(みなし残業代)」が含まれている
「月給〇〇万円(うち、固定残業代△△時間分含む)」という表記がされている場合、
あらかじめ決まった時間分の残業手当を年収に含めて支給する制度です。
⚠️ 例:
- 月給30万円(うち45時間分=8万円の固定残業代を含む)
→ 残業が20時間でも45時間でも支給は同額
→ 超過分のみ追加支給されるケースが多い
この場合、年収の実質的な「基本給相当額」が見えづらくなるため、交渉前に明確にしておく必要があります。
年収交渉時に残業代を確認するべき理由
理由 | 解説 |
---|---|
年収の「実質手取り額」を把握するため | 残業代込みか否かで数十万円の差が生まれる可能性 |
同業他社との条件比較のため | みなし制度を使う企業と、別途支給の企業で年収構成が異なる |
評価や賞与に影響する可能性があるため | 基本給ベースで賞与計算される企業が多い |
超過分が支払われない契約の場合、違法の可能性も | 労基法違反のリスクもあるため要確認 |
年収交渉 残業代に関する確認ポイント
- 固定残業代は含まれているか?
- 何時間分?金額はいくら?
- 超過した場合、追加支給はあるか?
- 超過分も支払うのか、打ち切りか?
- 賞与の支給計算に含まれるのはどの部分か?
- 基本給ベースか、総支給ベースか?
- 残業の実態はどうか?
- 月平均何時間?部署による差は?
年収交渉で残業代について相談する際の伝え方(メール例文)
件名:報酬条件に関するご相談(氏名)
採用ご担当者様
お世話になっております。このたびは内定およびオファー条件のご提示、誠にありがとうございます。
条件について前向きに検討しており、入社を前提に調整させていただきたく思っております。
一点確認させていただきたいのですが、提示いただいた年収〇〇万円の中に、固定残業代の含有がある場合は、
・何時間相当か
・超過分の支給有無
・賞与の算出基礎
などについて、ご教示いただけますと幸いです。お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
年収交渉で残業代を考慮する際のNG例と改善策
NG対応 | 理由 | 改善策 |
---|---|---|
「年収は高いから問題なし」と曖昧に捉える | 実質手取りが少ない可能性がある | 構成要素(基本給・残業代・賞与)を必ず確認する |
固定残業代を“すべて支給”と誤解する | 超過分しか支払われない場合が多い | 含まれる時間数・支給ルールを明確にする |
交渉時に残業代の話を避ける | 不安要素が残ると入社後のミスマッチに | 相談ベースで丁寧に確認・交渉する |
年収交渉で残業代を明確にしておくメリット
- 実質の基本給ベースが把握できる
- 賞与や昇給の基準となる評価軸が見える
- 他社と比較した際に条件の公平性を判断しやすい
- 長時間労働が見込まれる場合でも納得した上で意思決定できる
まとめ|年収交渉では「残業代の内訳確認」が納得の第一歩
「年収交渉 残業代」という観点を持つことで、表面的な金額だけではわからない“実質年収”を正確に把握できるようになります。
特に「みなし残業制度」や「固定残業代制」が多い昨今では、その内訳や超過ルールを理解しておかないと、入社後に想定よりも少ない手取りに落胆するケースも。
✅ チェックリスト:残業代を年収交渉に反映する前に
- 提示された年収に残業代が含まれているかを確認したか?
- 固定残業代の時間数・金額・超過分の扱いを明確にしたか?
- 基本給・賞与・手当のバランスを把握しているか?
- 他社と比較する際は、構成条件も比較しているか?
- 交渉時に失礼のない表現で相談ベースにしているか?
納得のいく条件でスタートするためには、「年収総額」だけでなく「内訳と支給ルール」まで把握したうえで年収交渉を行うことが重要です。慎重かつ丁寧に確認・交渉し、後悔のない転職を実現しましょう。