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転職で年収を増やす!ワンキャリア等を活用した給与テーブルの調べ方と給料交渉術

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転職活動を進める中で、これまでに培ってきた経験や、専門的なスキルを正当に評価してもらい、納得のいく条件で新たなスタートを切りたいと考える転職者は、決して少なくありません。しかし、面接を経て内定を獲得し、企業から給与の提示を受けた際、その金額が自身のスキルに見合っているのか、あるいは、入社後にどのようなペースで昇給していくのかを、正確に判断できる方は、意外と少ないものです。「志望企業のリアルな給与水準は、どのように調べればよいのだろうか」「企業の給与体系を把握した上で、どのように給与交渉を進めれば、企業側の心証を悪くせずに希望する年収を引き出せるのだろうか」と、事前の情報収集や交渉方法について、疑問や不安を抱くのは、当然のことと言えます。転職時における給与交渉を成功させるためには、企業が独自に設定している「給与テーブル(賃金テーブル)」の存在を理解し、事前にその水準をある程度把握しておくことが、極めて重要となります。近年では、ワンキャリアのようなキャリア情報サイトや口コミサイトを活用することで、企業のリアルな給与事情を調査することが、可能になっています。この記事では、給与テーブルを把握する重要性をはじめ、ワンキャリアなどのプラットフォームを活用した情報収集のコツ、それを踏まえたスマートな給料交渉の進め方、そして、絶対に避けるべきNG行動について、詳しく解説します。

企業の給与テーブルを把握することの重要性

まずは、給与交渉に臨む前に、企業が中途採用者に対して提示する給与を決定するベースとなる、給与テーブルの仕組みについて、正しい理解を深めておくことが、大切です。

企業の評価基準となる給与テーブルとは

多くの企業では、従業員の能力や役割、役職に応じて等級を定め、それぞれの等級に対する基本給の範囲や、昇給の基準を明確にした「給与テーブル」を設けています。例えば、一般社員、主任、課長といった役職ごとに、年収のレンジが厳格に決められています。転職時の給与も、本人の希望額がそのまま通るわけではなく、これまでの経験や面接での評価をもとに、応募者が自社の給与テーブルのどの等級に該当するかを算定し、その枠組みの中で提示額が決定されます。そのため、このテーブルの構造を知ることは、相手のルールを理解することに他なりません。

事前に水準を知ることで交渉の土台ができる

志望企業の給与テーブルを事前に把握しておくことは、給与交渉を有利に進めるための、強力な武器となります。自分が求める年収が、その企業のどの等級に相当するのかが分かっていれば、「この年収を得るためには、面接でマネジメント経験を強くアピールし、課長クラスの等級をもぎ取る必要がある」といった、戦略的なアプローチが可能となります。また、企業が提示できる上限額をあらかじめ知っておくことで、実現不可能な高額要求をして印象を悪くするリスクを回避し、現実的で納得感のある交渉を行うことができます。

ワンキャリア等の情報サイトで給与テーブルを調べる方法

志望企業から納得のいく給与を引き出すためには、外部のプラットフォームを活用し、企業のリアルな給与体系を調査することが、不可欠です。

実際の転職者の体験談や口コミから推測する

企業の公式な求人情報だけでは、入社後のリアルな年収推移や、詳細な給与テーブルを知ることは、困難です。そこで役立つのが、ワンキャリア(ONE CAREER)などに代表される、転職者向けのキャリア情報サイトや、企業の口コミサイトです。これらのサイトには、実際にその企業で働いていた人や、転職活動を行った人の、生々しい体験談が寄せられています。「入社3年目・リーダー職で年収〇〇万円」「この等級に上がると基本給が一気に上がる」といった口コミを複数集め、照らし合わせることで、非公開の給与テーブルの輪郭を、おおよそ掴むことができます。

役職や等級ごとのリアルな年収レンジを把握する

情報サイトを活用する際は、単に平均年収を見るのではなく、自分と同じ年代や、似たような職歴を持つ人が、どのような等級で入社し、どれくらいの給料をもらっているのかという、ピンポイントな情報に注目します。ワンキャリアなどのサービスの中には、職種や役職ごとの詳細な年収データや、実際の給与明細の情報を公開しているものもあります。これらを参考に、一般社員クラス、中堅クラス、管理職クラスそれぞれの年収レンジを把握し、自分がどのポジションを狙うべきか、明確なターゲットを設定しておくことが、重要となります。

把握した給与テーブルを活かしたスマートな給料交渉の進め方

事前の調査によって、志望企業の給与体系を理解した上で、内定後に納得のいく年収の上乗せを引き出すための、具体的な交渉ステップについて、解説します。

内定後のオファー面談を交渉の舞台に設定する

具体的な金額交渉や、条件の調整を行うのに、最も適したタイミングは、企業側があなたを採用したいという意思を固めた、内定獲得後の「オファー面談」の場です。選考の初期段階から、自分から積極的に給与テーブルの詳細を聞き出そうとしたり、給与の引き上げを要求したりすると、仕事内容よりも待遇を優先しているという、悪印象を与えかねません。すべての選考をクリアし、自身の価値が評価された状態になってから、交渉のテーブルにつくことが、鉄則となります。

自分の市場価値と企業の等級を照らし合わせて根拠とする

実際の給与の引き上げを切り出す際は、生活費を増やしたいといった、個人的な理由を一切排除します。前職で達成してきた具体的な成果や、保有している専門スキルを提示し、事前に調べた企業の給与テーブルを念頭に置きながら、話を組み立てます。「これまでのマネジメント実績を考慮し、もう一つ上の等級での評価をご検討いただくことは可能でしょうか」といったように、相手の給与体系に沿った形で、客観的な根拠とともに論理的に説明することが、企業側を納得させる、強力なアプローチとなります。

感謝の意を伝えつつ謙虚な相談のスタンスを貫く

どれほど優秀な実績があったとしても、希望額を一方的に要求として突きつけるのではなく、あくまで「相談」の形をとることが、ビジネスにおける重要なルールです。条件の話し合いに入る前に、自分を高く評価して内定を出してくれた企業に対する感謝と、入社後の高い貢献意欲を、真っ先に伝えます。プロとしての自信と、組織人としての謙虚さを両立させることで、相手の心証を損ねることなく、前向きな条件調整を行うことが、可能となります。

給与テーブルの確認や給料交渉で絶対に避けるべきNG行動

確認や交渉のやり取りにおいて、一歩間違えると企業からの信頼を完全に失ってしまう、致命的なNG行動について、確認しておきましょう。

口コミサイトの情報をそのまま鵜呑みにして強気な要求をする

ワンキャリアなどのサイトで得た情報は、あくまで個人の体験に基づく一つの参考データであり、必ずしも企業の最新の、あるいはすべての部署に適用される正確な給与テーブルであるとは、限りません。そのため、「口コミサイトにはこう書いてあったので、この金額をもらえるはずだ」と、ネットの情報を絶対的な根拠として突きつけ、高圧的に交渉を行うことは、絶対に避けるべきです。情報の扱い方に慎重さを欠く人物であるとみなされ、採用担当者からの評価を、著しく下げる原因となります。

個人的な生活事情や感情論を交渉の理由にすること

「住宅ローンの返済があるから」「物価高で生活費が増えたから」といった、個人的なプライベートの事情を、給料交渉の理由にすることは、ビジネスの場として不適切です。企業は、社員の生活費を補助するために給料を支払うのではなく、社内の給与テーブルに則り、業務上で提供される実務上の価値や、成果に対する対価として、給料を決定します。個人的な感情論を持ち出すことは、自立したプロフェッショナルとしての評価を、大きく下げる原因となります。

内定承諾の返事をした後に後出しで条件の変更を求めること

提示された給料や労働条件に、一度納得して内定承諾の意向を伝えた後や、内定承諾書を提出した後に、「やっぱり調べた給与テーブルの基準より低いので上げてほしい」と、後出しで交渉を試みるのは、重大なルール違反です。一度交わした合意を理由なく覆す行為は、採用担当者や配属先からの信用を完全に失墜させ、最悪の場合は内定取り消しにつながるリスクも伴います。条件面に関する確認や交渉は、必ず内定承諾を行う前の検討期間中に、すべて完了させなければなりません。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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