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転職活動における「給与交渉」とは?基本知識と年収アップを目指すための前提

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転職活動において、志望する企業から内定を獲得した際、提示された年収や待遇について、企業側と話し合いを行う「給与交渉」というプロセスが存在します。初めての転職活動であったり、これまで条件交渉を経験したことがなかったりする場合、そもそも給与交渉とはどのような行為を指すのか、そして、どのような目的で行われるものなのか、疑問に感じる方は少なくありません。この記事では、転職における給与交渉の基本的な意味合いから、交渉の対象となる具体的な項目、また、交渉を行うべき最適なタイミングに至るまで、知っておくべき基礎知識について、詳しく解説します。

そもそも給与交渉とはどのようなプロセスなのか

給与交渉の具体的な進め方を知る前に、まずは、この行為が転職活動全体において、どのような位置づけにあるのかを、正しく理解しておくことが重要です。

企業と応募者が労働条件をすり合わせる重要な話し合い

給与交渉とは、企業から提示された内定通知書や、労働条件通知書に記載されている給与額に対して、応募者側から希望や要望を伝え、双方が納得できる条件をすり合わせるための、重要な話し合いのプロセスを指します。中途採用においては、個人の持つこれまでの経験や専門スキル、そして前職での年収実績が、応募者ごとに大きく異なるため、新卒採用のような一律の給与テーブルに当てはめることが、難しいケースが多々あります。そのため、入社前に互いの認識のズレをなくし、適切な評価に基づいた待遇を決定するための、必要なステップとして位置づけられています。

年収アップや生活基盤の維持を目的として行われる

転職者が給与交渉を行う最大の目的は、これまでのキャリアに見合った正当な評価を獲得し、自身の年収をアップさせることにあります。また、転職によって一時的に収入が下がってしまうことを防ぎ、現在の生活基盤を安定させるという側面も、持ち合わせています。企業側も、優秀な人材に長く自社で活躍してもらうためには、本人が待遇に納得して働ける環境を用意することが不可欠であると理解しているため、論理的で妥当な相談であれば、前向きに検討が行われます。

給与交渉の対象となる具体的な項目とは

給与交渉と一口に言っても、単に基本給の引き上げだけを求めるわけではありません。交渉の対象となるのは、毎月の収入から長期的な待遇に関する、様々な項目が含まれます。

基本給および各種手当の調整

最も主要な交渉対象となるのが、毎月固定で支払われる、基本給の額です。しかし、企業の給与規定や既存社員とのバランスによっては、基本給の上限が厳密に定められており、大幅な引き上げが難しい場合も存在します。そのような際には、基本給だけでなく、役職手当、資格手当、住宅手当といった、各種手当の付与や増額を相談することで、総支給額としての年収アップを目指すアプローチも、一般的に行われます。

賞与(ボーナス)や評価制度の確認

固定給に加えて、賞与の支給実績や、今後の昇給の可能性についても、重要な交渉および確認の対象となります。入社初年度の賞与がどのように算出され、支給されるのか、また、入社後にどのような評価基準を満たせば、次年度以降に給与が上がっていくのかを、事前に明確にしておくことで、入社後のモチベーション維持や、長期的なキャリアプランの設計に役立てることができます。

給与交渉を行うべき最適なタイミング

給与に関する話題は、非常にデリケートな問題であるため、話を切り出すタイミングを誤ると、交渉が失敗に終わるだけでなく、企業からの評価を下げてしまう危険性があります。

内定通知を受けた直後が最も適している

給与交渉を行うのに最も適したタイミングは、すべての選考を通過し、企業から正式に内定通知を受け取った直後となります。企業があなたを採用したいという意思を固め、具体的な労働条件が書面で提示されたこの段階であれば、対等な立場で、条件についての相談を行うことが可能です。また、内定承諾書にサインをする前でなければ、正式な条件変更の交渉はできないため、この検討期間内に、すべての話し合いを完了させる必要があります。

選考途中で交渉を持ちかけることのリスク

面接などの選考プロセスが進行している最中に、応募者の側から給与の要望を強く主張することは、避けるべき行動とされています。面接官に対して、仕事の内容や企業の理念への共感よりも、待遇面ばかりを最優先している人物であるという、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあるためです。まずは、自身のスキルや熱意をしっかりとアピールし、内定を獲得することに集中することが、最終的な給与交渉を成功させるための、重要な前提条件となります。

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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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