給与交渉後に送るお礼メールの例文とマナー|信頼を深める書き方のポイント
給与交渉は、転職活動や昇進時における重要な場面のひとつです。希望条件を伝える交渉が終わったあと、結果にかかわらず忘れてはならないのが「お礼メール」です。
給与というデリケートな話題に関わったからこそ、丁寧なお礼を伝えることがビジネスパーソンとしての誠実さを示す行動になります。特に入社後も関係が続く採用担当者や人事との信頼関係を築くうえで、礼儀正しい対応は非常に効果的です。
この記事では、「給与交渉 お礼メール例文」というテーマで、状況別のメール例文、押さえるべきマナーやポイントを詳しく解説します。
給与交渉後のお礼メールが必要な理由
- ✅ 丁寧な印象を与える
- ✅ 交渉に応じてくれたことへの感謝を形にできる
- ✅ 今後の関係性を円滑に築くことができる
- ✅ 条件に納得した意志を明確に示せる
給与交渉 お礼メールを書く際のポイント
項目 | 内容 |
---|---|
メールの送信タイミング | オファーや交渉結果の連絡を受けた当日〜翌営業日が理想 |
件名はわかりやすく簡潔に | 例:「ご提示条件への御礼」「給与条件についての御礼」など |
内容は丁寧に、簡潔にまとめる | 長文になりすぎないように配慮する |
ネガティブな言葉は避ける | 条件への不満・迷いは別の機会に相談する |
【例文①】希望年収に近い条件で調整してもらえた場合
件名:給与条件のご調整に関する御礼
○○株式会社 人事部 ○○様
お世話になっております。〇〇(氏名)です。
このたびは、給与条件に関しましてご配慮いただき、誠にありがとうございました。
ご提案いただいた条件は、私の希望やこれまでの経験をご考慮いただいたものであり、深く感謝申し上げます。
今後は御社の一員として、責任ある行動と成果をもって貢献してまいりたいと考えております。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。〇〇〇〇(氏名)
【例文②】希望には届かなかったが、前向きに受け入れる場合
件名:給与条件に関するご対応への御礼
○○株式会社 人事部 ○○様
お世話になっております。〇〇(氏名)です。
このたびは、給与条件についてのご検討・ご説明をいただき、誠にありがとうございました。
ご提示いただいた内容については前向きに受け止めており、入社後に一層の成果で貢献してまいりたいと考えております。
お忙しい中、丁寧にご対応いただきましたことに心より御礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
〇〇〇〇(氏名)
【例文③】外資系・グローバル企業向けの英語メール例
Subject: Thank You for the Compensation Discussion
Dear [Hiring Manager’s Name],
Thank you very much for taking the time to review and discuss the compensation package.
I truly appreciate your thoughtful consideration and the transparency in communication throughout the process.
I’m looking forward to joining your team and contributing to your company’s goals.
Please let me know if any documents are required from my side to proceed.
Best regards,
[Your Name]
お礼メールを送る際のチェックリスト ✅
- 件名は内容が伝わるよう簡潔に設定されているか
- 相手の対応や配慮に対する感謝が明確に記載されているか
- 誤字脱字や敬語のミスがないか
- 感情的・要求的な文になっていないか
- 次のアクション(入社意志や今後の連絡)に言及しているか
まとめ|給与交渉後のお礼メールは「印象を決定づける最後のひと手間」
給与交渉は単なる条件のやりとりではなく、相互理解と信頼のプロセスです。その最後にお礼の一言を添えることで、採用担当者や人事との関係性がより良いものになります。
✅ 最後に押さえておきたいポイント
- 給与交渉の内容に関係なく、「対応してくれたこと自体」に感謝を伝える
- 内容はシンプル・丁寧に
- 条件を受け入れる姿勢や入社への前向きな意志を示す
- メールのマナーを守ることで、誠実な人物像を印象づけられる
丁寧なお礼メールは、あなたの人柄とビジネスマナーをアピールする最後のチャンスです。しっかりと気持ちを込めて、信頼につながる一通を送りましょう。