【テンプレート付き】内定後の給与交渉メール|失礼なく希望を伝えるための例文とポイント
転職活動や就職活動で内定を得た後、企業から提示された給与条件が希望より低い場合、多くの人が悩むのが「給与交渉をしてもいいのか?」「どんなふうに伝えれば失礼にならないか?」という点です。
特にメールでのやり取りとなると、言葉選びや構成の仕方に注意が必要です。
この記事では、「内定後 給与交渉 メール 例文」というキーワードをもとに、メールで給与交渉を行う際のポイント・注意点・好印象を与えるテンプレート例文をわかりやすく解説します。
内定後に給与交渉メールを送ってもいいのか?
結論:メールでの交渉はマナー違反ではありません
内定後、企業から正式な条件提示(オファー)があった後であれば、給与に関する相談をメールで行うのは一般的な行為です。
ただし、交渉の際には以下の2点が重要です:
- 交渉の「タイミング」:内定承諾前に行うこと
- 交渉の「伝え方」:丁寧で誠意ある表現を使うこと
メールで給与交渉を行う際に伝えるべき内容
- 内定への感謝と入社意欲の表明
- 給与に関する相談であることの明記
- 希望額とその根拠(現年収・経験・相場など)
- 柔軟な姿勢の提示(相談であり要求ではないこと)
- 丁寧な結びの言葉と再検討依頼
給与交渉メールの例文①|スタンダードな相談スタイル
件名:雇用条件に関するご相談
○○株式会社 採用ご担当者様
お世話になっております。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
御社の業務内容や理念に深く共感しており、入社を前向きに検討しております。
そのうえで、提示いただいた雇用条件のうち、給与に関して一点ご相談させていただければと存じます。
現職では年収約○○万円(基本給○○万円+賞与○ヶ月)をいただいており、
私のこれまでの経験やスキル、また業界の相場等を踏まえ、
年収○○万円程度をご検討いただけますと幸いです。あくまで希望ベースの金額であり、御社の人事制度や評価基準に沿って柔軟に対応させていただく所存です。
ご多忙のところ恐縮ではございますが、ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
署名:
○○ ○○
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:xxxx@example.com
給与交渉メールの例文②|未経験・キャリアチェンジ向けの柔らかい表現
件名:年収条件に関するご相談
○○株式会社 採用担当者様
お世話になっております。○○と申します。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。御社で働く機会をいただき、大変光栄に感じております。
つきましては、提示いただいた条件について一点ご相談がございます。
現在の年収や生活基盤を踏まえ、年収○○万円程度をご相談できれば幸いです。
なお、御社の評価制度や規定に応じて柔軟に対応させていただきたく考えております。お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
給与交渉メールで避けるべきNG表現と注意点
NG例 | なぜNGか? |
---|---|
「この条件では承諾できません」 | 高圧的・一方的な印象を与える |
「他社はもっと出しています」 | 比較による圧力と取られやすい |
「最低でも○○万円は必要です」 | 固定的すぎて柔軟性に欠ける印象 |
「早く返事をください」 | 一方的なスケジュール要求になる |
給与交渉がスムーズに進むためのコツ
- 希望年収には必ず「根拠(現職年収・スキル・相場など)」を添える
- 表現は「相談・お願い・ご検討」をベースに、丁寧な言葉遣いを意識する
- 相手に判断の余地を与え、交渉の余白を残すこと
- 内定承諾は「交渉が終わったあと」に行うことが鉄則
まとめ|給与交渉メールは「丁寧さ」「根拠」「柔軟性」が成功の鍵
給与交渉は、あなた自身のキャリア価値を企業に伝える大切なステップです。
メールで行う場合も、「相談の姿勢」と「根拠のある内容」を丁寧な言葉で伝えることができれば、誠実な印象を与えつつ、希望条件に近づけることができます。
最後に押さえておきたいポイント
- 内定後の交渉は「承諾前」に行うのがマナー
- 希望年収は「数字+理由」で明確に
- 相手の立場を尊重し、柔軟性を持った伝え方をする
- 感謝と前向きな姿勢を忘れずにメールを締めくくる
誠実で丁寧な給与交渉メールは、あなたの評価を落とすどころか、信頼を築く一歩にもなります。
自信と敬意をもって、納得のいく条件を目指して交渉を進めましょう。