お役立ち情報
PR

複数内定時の給与交渉を成功させるには?年収アップを叶える進め方と注意点

ライト
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

転職活動を精力的に進め、複数の企業から内定を獲得できた場合、それは、これまでのあなたの努力やスキルが、客観的に高く評価された証拠と言えます。しかし、複数の選択肢を手にしたからこそ、どの企業に入社すべきか、また、第一志望の企業に対して、他社の内定条件を引き合いに出して、給与交渉を行っても良いのかどうか、深く悩む方は、非常に多くいらっしゃいます。複数の内定を持っているという状況は、適切に活用すれば、希望する年収を実現するための強力な切り札となりますが、一歩間違えると、企業の心証を悪くし、せっかくの内定を失ってしまうリスクも孕んでいます。この記事では、複数内定の状況において、企業との良好な関係を保ちながら、円滑に給与交渉を進めるための具体的な手順と、絶対に避けるべき重要な注意点について、詳しく解説します。

複数内定が給与交渉において有利に働く理由

複数の企業から内定を得ているという事実は、単に選択肢が多いというだけでなく、給与交渉の場において、応募者側を有利な立場へと導く、明確な理由が存在します。

他社からの客観的な評価が自身の市場価値の証明になる

企業に対して、給与の引き上げを納得してもらうためには、自身の希望額が妥当であるという、客観的な根拠が必要となります。その際、競合他社や同業界の企業から、すでに具体的な金額を伴う内定(オファー)を受けているという事実は、あなたの市場価値を裏付ける、最も強力で揺るぎない証拠となります。自身の実績を主観的にアピールするだけでなく、「他社からは、この金額で評価されている」という事実を提示することで、要求の妥当性を、論理的に証明することが可能となります。

企業側に「優秀な人材を逃したくない」という心理が働きやすい

企業は、内定を出した人材に対して、入社してほしいと強く願っています。もし、あなたが他社からも内定を得ており、条件次第ではそちらへ流れてしまう可能性があると知れば、企業側には、何としてでも自社に引き留めたいという心理が働きます。そのため、自社の採用予算や給与規定の範囲内で、可能な限り条件を歩み寄り、あなたにとって魅力的な待遇を再提示してくれる可能性が、通常の交渉時よりも格段に高まります。

複数内定を活用した給与交渉の具体的な進め方

複数内定という有利な状況であっても、感情的な要求に走るのではなく、論理的かつ誠実なプロセスを踏むことが、成功への鍵となります。

各企業から提示された労働条件を冷静かつ詳細に比較する

複数の内定通知書や、労働条件通知書が手元に揃ったら、まずは、それぞれに記載されている金額の内訳を、冷静に比較検討する作業から始めます。目先の総支給額だけを見るのではなく、基本給がいくらに設定されているのか、みなし残業代が含まれているのか、さらに、各種手当や賞与の支給実績がどのようになっているのかを、細かく確認します。その上で、第一志望の企業と、最も条件の良い企業との間に、どれほどのギャップがあるのかを正確に把握し、現実的な交渉の目標額を、設定します。

第一志望の企業に対して他社の内定状況を誠実に伝える

交渉を行う際は、第一志望の企業に対して、他社からも内定を得ているという事実を、誠実に伝える必要があります。この時、「御社が第一志望であり、ぜひ入社したいと考えている」という強い意欲を、真っ先に伝えることが重要です。その上で、「実は、他社様からも内定をいただいており、そちらでは年収〇〇万円という条件をご提示いただいております」と、事実のみを客観的に伝えます。

感謝の気持ちをベースに「相談」のスタンスで切り出す

事実を伝えた後は、決して強気な要求をするのではなく、あくまで相手に判断を委ねる、謙虚なスタンスを維持することが求められます。「私といたしましては、御社の環境で貢献したいという思いが強いのですが、生活基盤も考慮し、給与面について、もう少しご相談させていただく余地はございますでしょうか」といったように、柔らかい言葉遣いを選択することで、対立構造を生まずに、穏やかな雰囲気で話し合いを進めることができます。

複数内定で給与交渉を行う際の重要な注意点

交渉を安全に進め、入社後のスムーズな業務スタートへとつなげるために、あらかじめ遵守すべき重要なルールが、存在します。

企業同士を露骨に競わせるようなオークション形式の交渉は避ける

複数の内定を持っているからといって、「A社は〇〇万円だったので、御社はそれ以上出せますか」といったように、企業同士を天秤にかけ、露骨に競い合わせるような交渉は、絶対に避けるべきです。このような行為は、会社への志望度や仕事内容への熱意を疑われるだけでなく、自己中心的で協調性に欠ける人物であるとみなされ、企業の心証を著しく悪化させます。最悪の場合、内定が取り消されてしまう危険性もあるため、常にビジネスパーソンとしての節度を保つことが、求められます。

虚偽の内定状況や金額を伝えることは絶対に行わない

交渉を少しでも有利に進めたいという思いから、実際には存在しない他社の内定をでっち上げたり、提示された金額を本来よりも高く偽って伝えたりすることは、いかなる理由があっても、許されません。企業側が、業界内のネットワークを通じて事実確認を行う可能性もゼロではなく、万が一虚偽が発覚した場合、重大な背信行為として、内定取り消しや、その後のキャリアに致命的なダメージを与える結果となります。常に誠実な事実に基づいた対応を、徹底する必要があります。

内定承諾書にサインをする前にすべての交渉を完了させる

給与に関する交渉が許されるのは、内定通知を受け取ってから、内定承諾書や入社承諾書に、署名や捺印をして提出するまでの期間に、限られます。一度、書面にて条件を承諾した後に、他社の条件を引き合いに出して変更を申し出ることは、重大なルール違反となります。疑問や要望がある場合は、必ず承諾書を提出する前に、すべての確認と交渉を終えておく必要があります。

ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました