お役立ち情報
PR

人材紹介の経験を活かし人事職への転職で年収アップを実現する、専門性のアピール方法と給料交渉の進め方

ライト
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

企業の根幹を支える「人」という経営資源に関わり、事業成長を牽引する人事部門。人材紹介会社の営業職(キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザー)として、数多くの企業の採用支援や求職者のキャリア構築に携わってきたプロフェッショナルが、自ら事業会社の人事職、あるいは人材業界内の人事部門へ中途採用で挑み、これまでに培ってきた採用市場の知見を土台にしつつ、長期的な年収水準や待遇を大幅に向上させたいと考えている求職者にとって、自身の市場価値を正しくアピールしながら、給料交渉に臨むことは、非常に戦略的で重要なプロセスです。一般的に、企業の事業戦略と直結する高度な専門性が求められる人事職への転職活動を進める際、「人材紹介業界で培った採用コンサルティングの経験は、事業会社の人事としてどのように評価されるのか」、また、「独自の給与テーブルを持つ企業に対して、どのように実績をアピールし、給料交渉を進めれば、納得のいく好条件を引き出せるのか」と、疑問や不安を抱く方は少なくありません。実際には、単なる面接の調整業務にとどまらず、ダイレクトリクルーティングを駆使した母集団形成や、採用コストの大幅な削減実績、さらには入社後の定着率向上に向けた施策の立案経験を正しく言語化し、人材投資に積極的な優良企業へ適切に提示できれば、転職を通じて納得の大幅な年収アップを実現することは、十分に現実的な目標となります。ご自身の市場価値を正しく示し、理想の待遇を獲得するためには、人事部門における中途人材の評価基準や、給与決定の構造を深く理解し、戦略的かつ慎重に、給料交渉へ臨むことが重要です。

人事部門の中途採用における評価基準と求められる専門性

給料交渉を有利に進めるための大前提として、まず、採用側が応募者をどのように評価し、どのような経験に対して高い期待を寄せているのかを、しっかりと理解しておく必要があります。

採用市場のリアルな知見と、ダイレクトリクルーティングの実行力

中途採用市場において、企業が人事担当者(特に採用担当)に最も強く求めているのは、従来のエージェント任せの採用手法から脱却し、「労働市場の動向を正確に把握した上で、自社の魅力付けを行い、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用などを駆使して、優秀な人材を直接獲得できる、実戦的な採用力」です。人材紹介会社において、日々多数の求職者と面談し、企業の採用要件をすり合わせてきた経験は、市場にいる候補者のニーズを誰よりも深く理解しているという点で、極めて価値の高い専門知見として評価されます。面接や職務経歴書の提示において、前職の業務でどのように企業の採用課題を解決し、どのようなポジションで採用成功に導いたかを、具体的かつ定量的なエピソードとともに示すことで、即戦力として高い評価を獲得できます。

採用から定着、組織開発までを見据えた提案力とマネジメント力

人事職の役割は、単に人を採用して終わりではなく、入社した人材が組織に定着し、最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることにあります。人材紹介の業務を通じて、早期離職の要因分析や、企業風土と候補者のマッチング精度の向上に取り組んできた経験は、人事制度の改善やタレントマネジメントの領域においても、大いに応用することが可能です。採用活動のさらに先にある、組織課題の解決や従業員エンゲージメントの向上といったテーマに対して、論理的な仮説を立て、関係部署を巻き込みながら施策を実行できる力があることをアピールすることで、組織の中核を担う重要ポジションへの適性を示すことが可能になります。

人材紹介の経験を活かし、転職で年収・好待遇を引き寄せるポイント

企業の採用予算や給与テーブルの中から、より高い給料を引き出すためには、自身の強みと親和性が高く、かつ、人事部門への投資を重視している領域を選び、採用側に対して、ご自身の即戦力性を明確に示す必要があります。

採用コスト削減や、事業成長への貢献実績を定量的にアピールする

転職における年収のベースラインは、個人の能力だけでなく、企業の事業成長にどれだけ直接的なメリットをもたらすことができるかに大きく左右されます。人事職の転職において年収を引き上げるためには、「これまでのエージェントネットワークを活かし、採用単価を年間◯◯万円削減できる」「ダイレクトソーシングのノウハウを内製化し、採用スピードを◯%向上させる」といった、利益への貢献やコスト削減の可能性を、定量的にアピールする視点が重要です。「人材紹介業界で培ったリアルな市場感覚と交渉力を活かし、貴社の採用力の強化と、組織の持続的な成長に初年度から貢献いたします」というように、企業の収益に間接的に直結する貢献価値を論理的に説明することが、提示額の底上げにつながります。

HRBPや人事マネージャー候補といった、上位等級での採用獲得

人事職への転職において、年収を大きく引き上げるためには、単に決められた手順で面接の調整や労務管理を行う担当者にとどまらず、事業部門の責任者と対等に議論して人員計画を策定するHRBP(HRビジネスパートナー)や、人事部門全体の戦略を牽引するマネージャー候補といった、上位等級での採用を狙う視点が重要です。経営課題を人事の側面から解決し、強い組織作りをリードできる人材であることを示すことで、高い評価と高待遇でのオファーを引き寄せることが可能になります。

人事経験者が希望給与を実現する、具体的な給料交渉の手順

選考を通じて、ご自身の市場価値と人事の専門性に基づく即戦力性を採用側にしっかりと示した後は、適切なタイミングと手順を踏んで、実際の条件交渉を進めていきます。

業界の給与相場と、自身の市場価値を客観的に把握する

給料交渉を行う前段階として、事業会社や人材紹介会社における人事ポジションの中途採用平均給与相場や、役職別の報酬体系、そして、ご自身のこれまでの実務実績に見合った水準を、あらかじめ客観的に把握しておくことが重要です。人事職は、担当する領域(採用、制度設計、労務など)や企業規模によって給与水準が異なります。人材紹介の営業職時代におけるインセンティブを含めた高水準な過去の年収のみを絶対的な基準にし、企業の給与テーブルから大きく乖離した法外な金額を要求すると、企業側に不信感を与える要因となります。過去の実績や、保有する専門スキルをベースにしつつ、妥当性のある現実的な希望下限額を設定することが基本となります。

内定通知のタイミングで行う、論理的で誠実な条件提示

選考の初期段階から、過度に給料条件ばかりを強く主張すると、事業への熱意よりも、自身の待遇のみを最優先しているという、ネガティブな印象を与えかねません。一次面接や二次面接の段階では、現在の給料と一般的な希望額を伝える程度にとどめ、まずは、ご自身の実績や人事としての専門スキルを正しく評価してもらうことに全力を注ぎます。本格的な給与交渉を行うのに最も適したタイミングは、選考を通過し、採用の意図が固まり、企業側から内定通知書や労働条件通知書が提示された、内定の時期です。この段階で、評価していただいたことへの感謝を丁寧に伝えつつ、入社後に発揮できる人事スペシャリストとしての貢献価値を改めて整理して、誠実な言葉で増額の打診を行います。

給料交渉における注意点と、企業との良好な関係維持

希望する給料を実現するための交渉ですが、切り出し方や主張の度合いを誤ると、企業側との信頼関係を大きく損ねるリスクが存在します。

基本給だけでなく、評価制度や各種手当を含めた総合的な条件確認

給料交渉を進める際は、提示された表面上の見込み年収額だけで判断するのではなく、基本給のベースライン、企業の業績に応じた賞与の過去の支給実績、役職手当の設計、さらには、各種福利厚生を含めた総合的な条件を確認することが大切です。人材紹介の営業職と比較すると、人事職はインセンティブの割合が低く、固定給の比重が高くなる傾向にあります。そのため、中長期的な昇給の仕組みや、評価制度の透明性、実質的な手取り額や生活水準への影響も含めて、労働条件通知書の細部まで、入念に見極めることが欠かせません。

早期の事業貢献意欲を示し、前向きで謙虚な姿勢を伝える

給料の引き上げを打診する際は、個人の生活事情や、金銭的な要望のみを理由にするのではなく、常に、志望企業の事業モデルや、独自の人事プロセスを早期に習得する意欲と、入社後の貢献姿勢をセットで伝えることが求められます。「これまでの人材紹介や採用コンサルティングにおける経験を高く評価していただいたことに、深く感謝しております。培ってきた知見を活かしつつ、貴社の多様な事業構造や現場の課題を迅速にキャッチアップし、初年度から強固な組織作りと企業価値の向上に大きく寄与いたしますので、基本給や提示待遇について、あと少しのご相談は可能でしょうか」というように、前向きで誠実なメッセージを示すことで、採用担当者も納得感を持って、社内調整を行いやすくなります。互いにとってメリットのある対等なパートナーとして、誠実に交渉に臨むことが、満足のいく好条件での入社へとつながります。

ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました