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第二新卒の転職はポートフォリオで差をつける!年収アップを叶える給与交渉の進め方

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学校を卒業して数年以内の、いわゆる第二新卒として、クリエイティブ職やITエンジニア職、企画職などへの転職を目指し、自身の制作物や実績をまとめたポートフォリオを活用してキャリアを築きながら、年収アップを実現したいと考えた際、実務経験がまだ浅い立場であっても、ポートフォリオで十分に評価されて納得のいく給料を得られるのだろうかと、不安や疑問を抱く方は少なくありません。

デザイン、Web、開発、企画といった専門性が求められる領域では、過去の職歴の長さだけでなく、どのような思考プロセスで制作物を作り上げたのか、どのようなスキルやポテンシャルを持っているのかを視覚的に証明できるポートフォリオが、採用や評価の決め手となります。第二新卒におけるポートフォリオの正しい役割や評価の仕組みを把握し、適切なタイミングと手順で給料交渉を行うことができれば、実務経験の浅い立場であっても、企業側からの評価を損ねることなく、希望する条件を引き出すことは十分に可能です。この記事では、ポートフォリオを活用して転職を目指す第二新卒に向けた転職事情をはじめ、適正年収を見極める準備、オファー面談でのスマートな給料交渉の進め方、そして、選考時に絶対に避けるべきNG行動について詳しく解説します。

第二新卒におけるポートフォリオの役割と給与事情

まずは、第二新卒のビジネスパーソンがポートフォリオを携えて転職活動を行う際、企業側がどのような基準で評価を下し、給料が決定されるのか、その基本的な仕組みについて正しい理解を深めておくことが大切です。

実務経験の浅さを補いポテンシャルを可視化するポートフォリオの重要性

クリエイティブやIT領域の採用では即戦力性が重視されがちですが、第二新卒の採用においては、実務での経験年数以上に、制作物に込められた意図、課題解決への論理的アプローチ、そして、自発的にスキルを磨こうとする高い学習意欲が最も重く評価される傾向にあります。

前職での実務経験が短かった、あるいは異職種からの挑戦であったとしても、自主制作物や前職での改善実績をまとめたポートフォリオを通じて、質の高さや探究心を示し、社会人としての基本的なビジネスマナーを伝えることができれば、ポテンシャル採用の枠組みで非常に好意的に受け入れられます。

ポートフォリオの評価が給料・年収水準に与える影響

ポートフォリオを活用した転職を考える際、初期設定の給料が低く抑えられてしまうのではないかという懸念を抱く声は、多く聞かれます。

入社直後の基本給自体は、企業が定める等級や年齢、ポートフォリオから測定されたスキルレベルに応じた給料テーブルに当てはめて決定されるため、前職の年収がそのままスライドされないケースも一般的です。しかし、実力主義を採用している多くの企業では、ポートフォリオによって高いポテンシャルやスキルが提示できれば、同世代の基準よりも高い等級や基本給からスタートできる可能性があります。また、入社後に実務で成果を出し、担当できる範囲を広げていくことで、昇給やインセンティブを通じて、若手のうちから年収を大きく伸ばしていくことが可能な環境が整っています。給料交渉においては、目先の基本給だけでなく、スキル評価に基づく総合的な報酬体系の伸びしろを、正しく把握しておくことが非常に重要となります。

適正な給料水準を見極めるための事前準備

志望する企業から納得のいく給料を引き出すためには、交渉の場に臨む前に、現在の自身の正確な年収と、市場における客観的な価値を、正しく把握しておく事前準備が欠かせません。

現在の年収を額面の総支給額で正確に把握する

自身の給与水準を比較し、検討する上で基準となるのが、現在または前職での正確な年収です。この際、毎月銀行口座に振り込まれる手取り額で計算するのではなく、税金や社会保険料が控除される前の、基本給に各種手当や賞与を加えた額面の総支給額を算出することが、絶対的なルールとなります。直近の源泉徴収票や給料明細を確認し、現在の正確な給与水準を把握しておくことで、転職先から提示された条件が、自身のスキルやポートフォリオの評価に対して適正であるかを冷静に判断することができます。

業界の平均相場とポートフォリオの評価基準をリサーチする

自身の適正な給料水準を見極めるためには、労働市場の客観的なデータに触れることが最も効果的です。転職サイトや求人情報を活用し、志望する業界や職種において、第二新卒層がどのような給料レンジで採用されているのかを調べ、おおよその相場観を掴みます。前職時代の給与水準だけを基準にするのではなく、同業界における同年代の平均的な水準や、ポートフォリオで評価されやすいスキルの相場観を客観的な視点から確認しておくことが、面接時に希望年収を聞かれた際や、その後の給料交渉において、論理的で説得力のある説明を行うための非常に有効な手段となります。

ポートフォリオを武器に条件を引き出す給料交渉のステップ

適切な準備と相場の把握を行った上で、志望する企業から納得のいく年収の上乗せを引き出すための、具体的な給料交渉のステップについて解説します。

交渉の最適なタイミングは内定獲得後のオファー面談

具体的な金額の相談や労働条件の調整を行うのに最も適したタイミングは、企業側があなたを採用したいという意思を固めた、内定獲得後のオファー面談の場です。選考の初期段階から自分から積極的に給料の引き上げを要求すると、ものづくりや業務への情熱よりも待遇を優先しているという悪印象を、与えかねません。すべての選考プロセスをクリアし、自身のポートフォリオや人物像が企業にしっかりと評価された状態になってから、初めて交渉のテーブルにつくことが鉄則となります。

ポートフォリオと客観的相場を根拠に論理的に説明する

実際の給料の引き上げを切り出す際は、個人的な生活事情を一切排除します。これまでに培ってきた社会人としての基礎的なスキルや、ポートフォリオで示した制作能力、リサーチによって調べた同業界での客観的な市場相場、そして、新しい環境でいかに早く業務を吸収し事業に貢献できるかというポテンシャルをベースに、話を組み立てます。提示いただいた魅力的な条件に大変感謝しておりますが、自身のポートフォリオで提示したスキルや、市場における同業種の平均的な水準を踏まえ、基本給についてもう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうかと、客観的な事実に基づいて論理的に説明することが、企業側を納得させる強力な根拠となります。

企業への感謝を忘れず謙虚な相談スタンスを貫く

どれほど事前準備を入念に行い、確固たる根拠を持っていたとしても、希望額を一方的に要求として突きつけるのではなく、あくまで相談の形をとることが、ビジネスにおける重要なルールです。条件の話し合いに入る前に、経験が浅い立場でありながら自分を高く評価して内定を出してくれた企業に対する感謝と、入社後にいち早く実務知識や業務フローを覚え、実力で組織の発展に貢献したいという強い意欲を、真っ先に伝えます。プロとしての自覚と、新しい組織のカルチャーへ馴染もうとする謙虚さを両立させることで、相手の心証を損ねることなく、前向きな条件調整を行うことができます。

転職活動や給料交渉で絶対に避けるべきNG行動

確認や交渉のやり取りにおいて、一歩間違えると企業からの信頼を完全に失ってしまう、致命的なNG行動について確認しておきましょう。

ポートフォリオのクオリティだけに頼った過度な給与要求

自主制作物やポートフォリオの出来が良いからと、自身の経験の浅さという立場や実際の労働市場の相場、企業の給料テーブルを無視して、過剰に高額な給料を強気に要求することは絶対に避けるべきです。会社の評価制度や、実務において成果を出してこそ高い報酬が得られるというビジネスの基本を理解していない人物とみなされることは、採用担当者から敬遠される最大の原因となります。

個人的な事情や感情論を交渉の理由にすること

ポートフォリオの制作費用やスクールの受講費がかかったから、あるいは生活費の補填が必要だからといった、個人的なプライベートの事情を給料交渉の理由にすることは、ビジネスの場として不適切です。企業は社員のプライベートな事情を補助するために給料を支払うのではなく、業務上で提供される実務上の価値や将来のポテンシャルに対する対価として、給料を支払います。客観的な根拠を用いず、個人的な感情論を持ち出すことは、自立したビジネスパーソンとしての評価を大きく下げる原因となります。

内定承諾の返事をした後に後出しで条件の変更を要求すること

提示された給与に一度納得して内定承諾の意向を伝えた後や、書類を提出した後に、やっぱり給料を上げてほしいと後出しで交渉を試みるのは、重大なルール違反です。一度交わした合意を理由なく覆す行為は、採用担当者からの信用を完全に失墜させ、最悪の場合は内定取り消しにつながるリスクも伴います。条件面に関する確認や交渉は、必ず内定承諾を行う前の検討期間中に、すべて完了させなければなりません。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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