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第二新卒の看護師が転職で年収アップを叶える給与交渉の進め方

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看護学校を卒業して医療現場で働き始めたものの、理想の看護や働き方を求めて数年以内に新たな環境への転職を意識し始めた際、経験年数が浅い第二新卒の看護師であっても本当に採用されるのだろうか、あるいは、第二新卒という立場で転職するにあたり、どのように給与交渉を進めれば、納得のいく年収を獲得できるのだろうかと、自身のスキルやアピール方法に悩む方は、決して少なくありません。医療業界は、慢性的な人材不足が続いており、特定の病院の色に染まりきっておらず、夜勤などの体力的な負担にも柔軟に対応できる若手看護師の採用に、多くの医療機関が非常に積極的な姿勢を見せています。医療現場の採用背景や、施設ごとの複雑な給与体系を正しく把握し、適切なタイミングと手順で給料交渉を行うことができれば、採用側からの評価を損ねることなく、納得のいく条件を引き出すことが、十分に可能です。この記事では、第二新卒の看護師を取り巻く転職事情をはじめ、適正年収を見極める準備、面接や内定後におけるスマートな給料交渉の進め方、そして、絶対に避けるべきNG行動について、詳しく解説します。

第二新卒の看護師における転職市場と給与事情

まずは、第二新卒の看護師が転職活動を行う際、医療機関がどのような意図で採用を行っているのか、そして、給与がどのような基準で決定されるのか、その基本的な仕組みについて、正しい理解を深めておくことが大切です。

慢性的な人材不足による第二新卒看護師の高い需要

多くの病院やクリニック、介護施設などでは、質の高い医療サービスを提供するための看護師が常に不足しており、ベテランの経験者だけでなく、組織の将来を担う若手人材の採用を、通年を通して積極的に行っています。第二新卒の場合、前職での臨床経験が短く、高度な医療技術が未熟であったとしても、患者に寄り添う基本的なコミュニケーション能力や、新しい知識を素早く吸収する柔軟性、そして、夜勤を含むシフト勤務へ前向きに取り組む体力が、ポテンシャルとして重く評価される傾向にあります。教育体制が整っている規模の大きな病院ほど、経験の浅い若手を一から育て上げる余裕があるため、第二新卒は非常に歓迎される存在となっています。

施設ごとの給与体系と各種手当が年収に与える影響

看護師の転職を考える際、給与水準に対する期待と不安を抱く声は、多く聞かれます。入社直後の基本給自体は、企業や法人が定める経験年数に応じた給与テーブルに当てはめて決定されるため、前職と大きく変わらないケースが一般的です。しかし、看護師の給与は、夜勤手当や残業手当、資格手当、住宅手当など、基本給以外の各種手当が占める割合が非常に大きいため、転職先の施設形態や勤務条件によって、年収が大きく変動します。給与交渉においては、目先の基本給だけでなく、夜勤の回数や各種手当の金額、さらには、賞与の支給実績など、総合的な待遇を正しく把握しておくことが、非常に重要となります。

適正な給与水準を見極めるための事前準備

志望する医療機関から納得のいく給与を引き出すためには、交渉の場に臨む前に、自身の給与相場や市場価値を、客観的に把握するための事前準備が欠かせません。

現在の年収を額面の総支給額で正確に把握する

自身の給与水準を比較し、検討する上で基準となるのが、現在の自身の正確な年収です。この際、毎月銀行口座に振り込まれる手取り額で計算するのではなく、税金や社会保険料が控除される前の、基本給に各種手当や賞与を加えた、額面の総支給額を算出することが、絶対的なルールとなります。直近の源泉徴収票や、給与明細に記載されている支払金額を確認し、現在の正確な給与水準を把握しておくことで、転職先から提示された条件が、自身のスキルや経験に対して、適正な水準であるかを、冷静に判断することができます。

看護師の地域別や施設別の市場相場を客観的にリサーチする

自身の適正な給与水準を見極めるためには、労働市場の客観的なデータに触れることが、最も効果的です。転職サイトや看護師専門の求人情報を活用し、大学病院や総合病院、個人のクリニック、あるいは介護施設など、志望する施設形態において、第二新卒層がどのような給与レンジで採用されているのかを調べ、おおよその相場観を掴みます。さらに、夜勤の有無や地域ごとの給与水準の違いを、客観的な視点から確認しておくことが、論理的な交渉を行うための、非常に有効な手段となります。

納得のいく条件を引き出す具体的な給料交渉のステップ

適切な準備と相場の把握を行った上で、志望する医療機関から納得のいく年収の上乗せを引き出すための、具体的な交渉ステップについて解説します。

交渉の最適なタイミングは内定獲得後のオファー面談

具体的な金額の相談や、労働条件の調整を行うのに最も適したタイミングは、医療機関側があなたを採用したいという意思を固めた、内定獲得後の条件提示の場です。選考の初期段階から、自分から積極的に給与の引き上げを要求すると、患者への看護に対する意欲よりも、待遇を優先しているという、悪印象を与えかねません。すべての選考をクリアし、自身のポテンシャルや人柄が、十分に評価された状態になってから、初めて交渉のテーブルにつくことが、鉄則となります。

臨床経験や今後の貢献意欲を根拠に論理的に説明する

実際の給与の引き上げを切り出す際は、個人的な生活事情を一切排除します。これまでに培ってきた基本的な看護技術や、前職の病棟で経験した対応力、そして、新しい職場でどのようにチーム医療へ貢献できるかというポテンシャルをベースに、話を組み立てます。提示いただいた条件に大変感謝しておりますが、自身のこれまでの経験や、市場での給与相場を踏まえ、基本給や手当についてもう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうかと、客観的な事実に基づいて論理的に説明することが、採用側を納得させる、強力な根拠となります。

医療機関への感謝を忘れず謙虚な相談スタンスを貫く

どれほど体力や学習意欲に自信があったとしても、希望額を一方的に要求として突きつけるのではなく、あくまで相談の形をとることが、ビジネスにおける重要なルールです。条件の話し合いに入る前に、経験が浅い立場でありながら、自分を高く評価して内定を出してくれた医療機関に対する感謝と、入社後にいち早く業務を覚え、患者のために貢献したいという強い意欲を、真っ先に伝えます。プロとしての自覚と、新しい職場へ馴染もうとする謙虚さを両立させることで、相手の心証を損ねることなく、前向きな条件調整を行うことができます。

看護師の転職活動や給料交渉で絶対に避けるべきNG行動

確認や交渉のやり取りにおいて、一歩間違えると医療機関からの信頼を完全に失ってしまう、致命的なNG行動について確認しておきましょう。

経験不足を棚に上げた相場外の過度な給与要求

看護師は給与が高いというイメージや、人材不足だから採用されるはずだという思い込みから、自身の経験不足を棚に上げ、病院の厳格な給与テーブルや、実際の労働市場の相場を無視して、高額な給与を強気に要求することは、絶対に避けるべきです。会社の評価制度や、医療現場の厳しさを理解していない人物とみなされることは、採用担当者から敬遠される、最大の原因となります。

個人的な事情や感情論を交渉の理由にすること

一人暮らしの家賃がかさむから、あるいは、これまでの生活水準を維持したいからといった、個人的なプライベートの事情を、給料交渉の理由にすることは、プロフェッショナルな場として不適切です。医療機関は、職員の生活費を補助するために給料を支払うのではなく、業務上で提供される看護の価値や、将来のポテンシャルに対する対価として、給料を支払います。個人的な感情論を持ち出すことは、自立した社会人としての評価を、大きく下げる原因となります。

内定承諾の返事をした後に後出しで条件の変更を要求すること

提示された給与に一度納得して、内定承諾の意向を伝えた後や、書類を提出した後に、やっぱり給料を上げてほしいと、後出しで交渉を試みるのは、重大なルール違反です。一度交わした合意を、理由なく覆す行為は、採用担当者や看護部長からの信用を完全に失墜させ、最悪の場合は、内定取り消しにつながるリスクも伴います。条件面に関する確認や交渉は、必ず内定承諾を行う前の検討期間中に、すべて完了させなければなりません。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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