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未経験からのIT転職!資格を活かして年収アップを叶える給与交渉の進め方

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IT業界の将来性や専門スキルの習得に魅力を感じ、異業種から未経験でIT業界への転職を目指す求職者は、数多く存在します。未経験からの挑戦においては、プログラミングやインフラに関する知識を客観的に証明するため、事前にIT関連の資格を取得して選考に臨む方が少なくありません。しかし、いざ転職活動を進めるにあたり、未経験で取得した資格が選考においてどのように評価されるのか、あるいは、選考が進む中でその資格を武器としてどのように給与交渉を行えば、企業からの心証を損ねずに納得のいく年収を獲得できるのだろうかと、不安や疑問を抱く方は多くいらっしゃいます。

未経験者の採用において資格が持つ意味や、IT業界特有の評価構造を正しく把握し、企業が求める人物像と自身のこれまでの社会人経験を照らし合わせながら、適切なタイミングと手順で給与交渉を進めることができれば、未経験であっても希望する条件を引き出し、納得のいく転職を果たすことは十分に可能です。この記事では、未経験からのIT転職において資格が果たす役割をはじめ、適正年収を見極めるための事前準備、オファー面談でのスマートな給与交渉の進め方、そして、選考時に絶対に避けるべきNG行動について、詳しく解説します。

未経験からのIT転職において資格が持つ意味と評価

まずは、未経験からIT関連企業へ転職活動を行う際、事前に取得した資格が企業側からどのように評価され、それが提示される給与にどう影響するのかについて、正しい理解を深めておくことが大切です。

客観的な学習意欲と基礎知識の証明になる

未経験者の採用において、企業が最も懸念するのは、「本当にIT技術に対する適性や、継続的な学習意欲があるのか」という点です。

実務経験がない状態であっても、基本情報技術者試験などの国家資格や、クラウド・インフラ関連のベンダー資格を自主的に取得している事実は、口先だけでなく、自ら行動して学習を継続できる人物であることの、強力な証明となります。現場で必要とされる基礎知識をすでに有していると判断されるため、入社後の教育コストが低い即戦力候補として評価されやすく、これが給与面での優遇を引き出すための、重要な土台となります。

未経験でも資格手当や評価基準の対象になり得る

IT企業の中には、社員のスキルアップを促進するため、特定の資格に対して毎月の資格手当を支給したり、基本給を決定する等級制度の要件に、資格の保有を定めていたりする会社が、数多く存在します。

このような明確な評価制度を持つ企業であれば、たとえ実務未経験であっても、対象となる資格を保有している時点で、一定の給与水準が社内規定によって担保されます。条件提示の際にも、明確な基準に基づいた評価を受けやすいため、前職からの年収ダウンを最小限に抑え、入社後の着実な年収アップを見据えた交渉を行うための、強い根拠として機能します。

納得のいく給与水準を見極めるための事前準備

志望する企業から納得のいく給与を引き出すためには、交渉の場に臨む前に、現在の自身の正確な年収と、市場における客観的な価値を、正しく把握しておく事前準備が欠かせません。

現在の年収を額面の総支給額で正確に把握する

自身の給与水準を比較し、検討する上で基準となるのが、現在、または前職での正確な年収です。この際、毎月銀行口座に振り込まれる手取り額で計算するのではなく、税金や、社会保険料が控除される前の、基本給に各種手当や賞与を加えた、額面の総支給額を算出することが、絶対的なルールとなります。直近の源泉徴収票や、給与明細を確認し、現在の正確な給与水準を把握しておくことで、転職先から提示された条件が、自身の状況に対して適正であるかを、冷静に判断することができます。

未経験枠かつ資格保有者の客観的な市場相場をリサーチする

自身の適正な給与水準を見極めるためには、労働市場の客観的なデータに触れることが、最も効果的です。求人情報や転職サイトを活用し、IT業界において、未経験からスタートし、かつ自身と同じ資格を持つ人材が、どのような給与レンジで募集されているのかを確認し、おおよその相場観を掴みます。前職時代の給与水準だけを基準にするのではなく、IT業界の未経験者枠における平均的な水準や、志望企業の給与テーブルを、客観的な視点から把握しておくことが、その後の給与交渉において、論理的で説得力のある説明を行うための、非常に有効な手段となります。

資格と前職の経験を活かす給与交渉の具体的なステップ

適切な準備と相場の把握を行った上で、志望する企業から、納得のいく年収の上乗せを引き出すための、具体的な給与交渉のステップについて解説します。

交渉の最適なタイミングは内定獲得後のオファー面談

具体的な金額の相談や、労働条件の調整を行うのに最も適したタイミングは、企業側があなたを採用したいという意思を固めた、内定獲得後のオファー面談の場です。選考の初期段階から、自分から積極的に給与の引き上げを強烈に要求すると、仕事内容や技術習得への貢献意欲よりも、待遇を優先しているという悪印象を、与えかねません。選考を通じて、自身の学習意欲や人物像が企業に高く評価された後、希望する給与の条件や理由について、適切なタイミングで相談することが、鉄則となります。

資格の知識と社会人経験を掛け合わせて論理的に説明する

実際の給与の引き上げを打診する際は、個人的な生活事情を、一切排除します。資格取得を通じて得たITの基礎知識だけでなく、前職で培ってきたコミュニケーション能力や、課題解決力といった汎用的なビジネススキルを掛け合わせ、新しい環境でいかに早く業務に馴染み、事業に貢献できるかという意欲をベースに、話を組み立てます。提示いただいた魅力的な条件に大変感謝しておりますが、自身のこれまでに培った社会人経験や、自己学習の成果を踏まえ、基本給についてもう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうかといった形で、客観的な事実に基づいて、論理的に企業へ伝えます。

企業への感謝を忘れず謙虚な相談スタンスを貫く

どれほど事前準備を入念に行い、資格という根拠を持っていたとしても、希望額を一方的に要求として突きつけるのではなく、あくまで相談の形をとることが、ビジネスにおける重要なルールです。条件の話し合いに入る前に、自身のポテンシャルを高く評価して、内定を出してくれた企業に対する感謝を、しっかりと示します。入社後に、いち早く開発プロセスや実務知識を覚え、実力で組織の利益に貢献したいという強い意欲を伝えることで、相手の心証を損ねることなく、前向きな条件調整を行うことができます。

未経験の転職活動や給与交渉で絶対に避けるべきNG行動

確認や交渉のやり取りにおいて、一歩間違えると企業からの信頼を完全に失ってしまう、致命的なNG行動について確認しておきましょう。

資格の保有のみを根拠にした過度な給与要求

IT関連の資格を取得しているからといって、実務経験がないという事実を無視し、資格の存在だけを根拠にして、高額な給与を要求することは、絶対に避けるべきです。IT業界において重視されるのは、資格で得た知識を活かして、実際の現場でどのような価値を生み出せるかという点です。企業の評価制度や、実務貢献への姿勢を理解していない人物とみなされることは、採用担当者から敬遠される最大の原因となります。

個人的な事情や感情論を交渉の理由にすること

資格取得のためのスクール費用がかかったから、あるいは、未経験であってもこれまでの生活水準を維持したいからといった、個人的なプライベートの事情や感情論を、給与交渉の理由にすることは、ビジネスの場として不適切です。企業は、社員のプライベートな事情を補助するために給与を支払うのではなく、業務上で提供される実務上の価値や、貢献に対する対価として、給与を支払います。客観的な根拠を用いず、個人的な感情論を持ち出すことは、自立したビジネスパーソンとしての評価を、大きく下げる原因となります。

内定承諾の返事をした後に条件変更を要求すること

提示された給与に一度納得して、内定承諾の意向を伝えた後や、書類を提出した後に、やっぱり給与を上げてほしいと、後出しで交渉を試みるのは、重大なルール違反です。一度交わした合意を、理由なく覆す行為は、採用担当者からの信用を完全に失墜させ、最悪の場合は、内定取り消しにつながるリスクも伴います。条件面に関する確認や交渉は、必ず内定承諾を行う前の検討期間中に、すべて完了させなければなりません。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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