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IT業界へ未経験から転職!年収アップを叶える給与交渉の進め方

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デジタル化の推進やIT人材の不足に伴い、異業種や異職種からIT業界への転職を目指す動きは、非常に活発化しています。これまでに培ってきたコミュニケーション能力や業務推進力、あるいは個人で学習を進めてきたプログラミングやインフラ知識を活かし、未経験からIT業界へ飛び込んでキャリアを切り拓き、着実な年収アップを実現したいと考える求職者は、数多く存在します。しかし、いざ転職活動を進めるにあたり、未経験からのチャレンジで自身のポテンシャルがどのように評価されるのか、あるいは、選考が進む中でどのように給料交渉を行えば、企業からの心証を損ねずに納得のいく年収を獲得できるのだろうかと、不安や疑問を抱く方は少なくありません。

未経験者を対象としたIT業界の転職事情や給料体系の仕組みを正しく把握し、企業が求める人物像と自身のこれまでの経験や学習実績を照らし合わせながら、適切なタイミングと手順で給料交渉を進めることができれば、希望する条件を引き出し、納得のいく転職を果たすことは十分に可能です。この記事では、未経験からIT業界を目指す転職事情をはじめ、適正年収を見極めるための事前準備、オファー面談でのスマートな給料交渉の進め方、そして、選考時に絶対に避けるべきNG行動について、詳しく解説します。

未経験から目指すIT業界の転職市場と給与事情

まずは、未経験からIT関連企業を目指して転職活動を行う際、企業側がどのような基準で評価を下し、給料が決定されるのか、その基本的な仕組みについて、正しい理解を深めておくことが大切です。

未経験者が挑戦しやすい職種と評価されるスキル

IT業界と一口に言っても、担う役割によって多種多様な職種が存在します。未経験からの採用が比較的活発な分野としては、システムの構築や運用を支えるインフラエンジニア、Webアプリケーション開発を担うプログラミング職、IT製品やサービスを提案するIT営業、顧客の導入支援を行うカスタマーサクセスやIT事務などが挙げられます。

こうしたポジションでは、ITに関する基礎知識や学習意欲はもちろんのこと、他業界で培ったポテンシャルや汎用スキルが高く評価されます。例えば、前職での課題解決能力、顧客とのコミュニケーション能力、プロジェクトの進行管理能力、さらには独学で資格を取得した継続力などは、未経験であっても即戦力に近い評価を得るための強固な材料となります。

IT業界の給与体系と未経験からの年収アップの仕組み

未経験からIT業界への転職を考える際、企業の評価制度や給与構造が、提示される給与水準にどのように反映されるのかを把握しておくことが重要です。

一般的なIT企業の給料体系は、安定した基本給に加え、個人の役割や成果に応じた評価給、各種手当、そして、会社の業績に大きく連動する賞与(ボーナス)によって構成されています。未経験でのスタート時は、前職の年収と同等か、場合によっては一時的に横ばいからのスタートとなるケースもありますが、IT業界はスキルや成果に応じた昇給スピードが早いという特徴を持っています。入社時の基本給条件だけでなく、評価制度や資格手当、昇給の基準を確認しておくことで、中長期的な視点も含めた年収アップの可能性を、より確実なものにすることができます。

納得のいく給料水準を見極めるための事前準備

志望する企業から納得のいく給料を引き出すためには、交渉の場に臨む前に、現在の自身の正確な年収と、市場における客観的な価値を、正しく把握しておく事前準備が欠かせません。

現在の年収を額面の総支給額で正確に把握する

自身の給与水準を比較し、検討する上で基準となるのが、現在、または前職での正確な年収です。この際、毎月銀行口座に振り込まれる手取り額で計算するのではなく、税金や、社会保険料が控除される前の、基本給に各種手当や賞与を加えた、額面の総支給額を算出することが、絶対的なルールとなります。直近の源泉徴収票や、給料明細を確認し、現在の正確な給与水準を把握しておくことで、転職先から提示された条件が、自身のスキルや経験に対して適正であるかを、冷静に判断することができます。

未経験者向けIT求人の客観的な市場相場をリサーチする

自身の適正な給料水準を見極めるためには、労働市場の客観的なデータに触れることが、最も効果的です。求人情報や転職サイトを活用し、IT業界において、自身と同等の実務経験や学習実績を持つ未経験者が、どのような給料レンジで採用されているのかを調べ、おおよその相場観を掴みます。前職時代の給与水準だけを基準にするのではなく、IT業界の未経験者枠における平均的な水準や、志望企業の給与テーブルを、客観的な視点から把握しておくことが、その後の給料交渉において、論理的で説得力のある説明を行うための、非常に有効な手段となります。

納得のいく条件を引き出す具体的な給料交渉のステップ

適切な準備と相場の把握を行った上で、志望する企業から、納得のいく年収の上乗せを引き出すための、具体的な給料交渉のステップについて解説します。

交渉の最適なタイミングは内定獲得後のオファー面談

具体的な金額の相談や、労働条件の調整を行うのに最も適したタイミングは、企業側があなたを採用したいという意思を固めた、内定獲得後のオファー面談の場です。選考の初期段階から、自分から積極的に給料の引き上げを強烈に要求すると、仕事内容や技術習得への貢献意欲よりも、待遇を優先しているという悪印象を、与えかねません。すべての選考プロセスをクリアし、自身のポテンシャルや人物像が企業にしっかりと評価された状態になってから、初めて交渉のテーブルにつくことが鉄則となります。

実績・スキルと客観的相場を根拠に論理的に説明する

実際の給料の引き上げを切り出す際は、個人的な生活事情を、一切排除します。前職で培ってきた汎用スキルや業務上の実績、自己学習の成果、リサーチによって調べたIT業界での客観的な市場相場、そして、新しい環境でいかに早くキャッチアップし、事業の成長に貢献できるかという意欲をベースに、話を組み立てます。提示いただいた魅力的な条件に大変感謝しておりますが、自身のこれまでに培った経験や、市場における未経験採用の平均的な水準を踏まえ、基本給についてもう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうかといった形で、客観的な事実に基づいて、論理的に企業へ伝えます。

企業への感謝を忘れず謙虚な相談スタンスを貫く

どれほど事前準備を入念に行い、確固たる根拠を持っていたとしても、希望額を一方的に要求として突きつけるのではなく、あくまで相談の形をとることが、ビジネスにおける重要なルールです。条件の話し合いに入る前に、自身の可能性を高く評価して内定を出してくれた企業に対する感謝を、しっかりと示します。入社後に、いち早く業務や技術を覚え、実力で組織の利益に貢献したいという強い意欲を伝えることで、相手の心証を損ねることなく、前向きな条件調整を行うことができます。

転職活動や給料交渉で絶対に避けるべきNG行動

確認や交渉のやり取りにおいて、一歩間違えると企業からの信頼を完全に失ってしまう、致命的なNG行動について確認しておきましょう。

未経験枠での採用に甘えた過度な給与要求

IT業界は人材不足だから未経験でも高待遇が当たり前だろうというイメージだけで、自身の現状のスキルに見合わない高額な給料を強気に要求することは、絶対に避けるべきです。会社の評価制度や、実際の業務で実務スキルを発揮して成果を出してこそ、高い報酬が得られるというビジネスの基本を理解していない人物とみなされることは、採用担当者から敬遠される最大の原因となります。

個人的な事情や感情論を交渉の理由にすること

学習のためのスクール費用がかかったから、あるいは、これまでの生活水準を維持したいからといった、個人的なプライベートの事情を、給料交渉の理由にすることは、ビジネスの場として不適切です。企業は、社員のプライベートな事情を補助するために給料を支払うのではなく、業務上で提供される実務上の価値や、成果に対する対価として、給料を支払います。客観的な根拠を用いず、個人的な感情論を持ち出すことは、自立したビジネスパーソンとしての評価を、大きく下げる原因となります。

内定承諾の返事をした後に後出しで条件の変更を要求すること

提示された給与に一度納得して、内定承諾の意向を伝えた後や、書類を提出した後に、やっぱり給料を上げてほしいと、後出しで交渉を試みるのは、重大なルール違反です。一度交わした合意を、理由なく覆す行為は、採用担当者からの信用を完全に失墜させ、最悪の場合は、内定取り消しにつながるリスクも伴います。条件面に関する確認や交渉は、必ず内定承諾を行う前の検討期間中に、すべて完了させなければなりません。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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