第二新卒(早稲田卒等)の転職で年収アップ!給料交渉を有利に進めるポイントと進め方
学校を卒業して数年以内の、第二新卒として転職を目指し、新たなキャリアに挑戦したいと考えた際、早稲田大学をはじめとする高学歴なバックグラウンドを持つ立場であっても、実務経験が浅い状態で本当に年収アップが可能なのだろうか、あるいは、第二新卒という立場で企業へ転職するにあたり、どのように給料交渉を進めれば、企業からの評価を損ねずに納得のいく年収を獲得できるのだろうかと、不安や疑問を抱く方は、決して少なくありません。
難関大学を卒業した第二新卒層は、基礎的な学力や論理的思考力、高い学習意欲を備えているケースが多く、特定の企業の常識に染まりきっていない柔軟な発想を持つ人材として、多くの優良企業から非常に高い注目を集めています。しかし、学歴そのものが直接的に高額な給料を保証するわけではなく、企業が求めるポテンシャルや市場相場を正しく把握し、適切なタイミングと手順で給料交渉を行うことができなければ、納得のいく条件を引き出すことはできません。この記事では、高学歴な第二新卒の転職市場における評価をはじめ、適正年収を見極める準備、オファー面談でのスマートな給料交渉の進め方、そして、選考時に絶対に避けるべきNG行動について、詳しく解説します。
第二新卒における高学歴・ポテンシャル層の転職市場と評価
まずは、早稲田卒をはじめとする高学歴な第二新卒のビジネスパーソンが転職活動を行う際、企業側がどのような基準で評価を下し、給与が決定されるのか、その基本的な仕組みについて、正しい理解を深めておくことが大切です。
高学歴な第二新卒に企業が期待するポテンシャルと論理的思考力
実務経験が数年程度と浅い第二新卒の採用において、企業が最も重視するのは、入社後の成長速度や課題解決能力といったポテンシャルです。
高学歴な第二新卒層は、大学受験や学業を通じて培われた高い目標達成意欲や、複雑な情報を整理して解を導き出す論理的思考力、そして、新しい業務や専門知識を素直かつ迅速に吸収する学習能力において、企業から厚い信頼を寄せられています。前職での職務経験年数が短かったとしても、これまでに培った汎用的なポテンシャルや、主体的に業務改善へ取り組んだ実績を示すことができれば、未経験の職種や難関業界への挑戦であっても、ポテンシャル採用の枠組みで、非常にな高い評価を受けることができます。
学歴だけで年収は決まらない!給与体系と市場価値の現実
転職市場において、学歴は書類選考の通過率やポテンシャル評価の面で有利に働く場面が多いものの、それだけで初任給や提示年収が際立って高くなるわけではありません。
中途採用における給与水準は、企業が定める役職やグレード(等級)ごとの給与テーブル、および業界ごとの労働市場における相場によって、厳格に決められています。どれほど優秀な学歴を持っていたとしても、任される役割や提供できる実務上の価値が他の第二新卒と同等である場合、初期設定の基本給は、企業のベースラインに沿って設定されることが一般的です。給与交渉を成功させるためには、学歴というネームバリューに頼るのではなく、自身が企業に対して提供できる具体的な価値や、市場価値に基づいた根拠を提示することが、不可欠となります。
給与交渉で年収を増やすための事前準備
志望する企業から納得のいく給料を引き出すためには、交渉の場に臨む前に、現在の自身の正確な年収と、市場における客観的な価値を正しく把握しておく、事前準備が欠かせません。
現在の年収を額面の総支給額で正確に把握する
自身の給与水準を比較し、検討する上で基準となるのが、現在または前職での正確な年収です。この際、毎月銀行口座に振り込まれる手取り額で計算するのではなく、税金や社会保険料が控除される前の、基本給に各種手当や賞与を加えた、額面の総支給額を算出することが、絶対的なルールとなります。直近の源泉徴収票や給料明細を確認し、現在の正確な給与水準を把握しておくことで、転職先から提示された条件が、自身のスキルや経験に対して適正であるかを、冷静に判断することができます。
志望業界や同世代の客観的な市場相場をリサーチする
自身の適正な給料水準を見極めるためには、労働市場の客観的なデータに触れることが、最も効果的です。転職サイトや求人情報を活用し、自身が志望する業界や職種において、第二新卒層がどのような給料レンジで採用されているのかを調べ、おおよその相場観を掴みます。前職時代の給与水準や学生時代のイメージだけを基準にするのではなく、同業界における同年代の平均的な水準を、客観的な視点から確認しておくことが、面接時に希望年収を聞かれた際や、その後の給料交渉において、論理的で説得力のある説明を行うための、非常に有効な手段となります。
納得のいく条件を引き出す具体的な給料交渉のステップ
適切な準備と相場の把握を行った上で、志望する企業から納得のいく年収の上乗せを引き出すための、具体的な交渉ステップについて解説します。
交渉の最適なタイミングは内定獲得後のオファー面談
具体的な金額の相談や、労働条件の調整を行うのに最も適したタイミングは、企業側があなたを採用したいという意思を固めた、内定獲得後のオファー面談の場です。選考の初期段階から、自分から積極的に給料の引き上げを要求すると、仕事内容への意欲や企業への貢献意欲よりも、待遇を優先しているという、悪印象を与えかねません。すべての選考プロセスをクリアし、自身のポテンシャルや人物像が、企業にしっかりと評価された状態になってから、初めて交渉のテーブルにつくことが、鉄則となります。
これまでの実績・ポテンシャルと市場相場を根拠に論理的に説明する
実際の給料の引き上げを切り出す際は、個人的な生活事情を、一切排除します。これまでに培ってきた社会人としての基礎的なスキルや、リサーチによって調べた業界内での客観的な市場相場、そして、新しい環境でいかに早く業務を吸収し貢献できるかというポテンシャルをベースに、話を組み立てます。提示いただいた魅力的な条件に大変感謝しておりますが、自身のこれまでに培った経験や、市場における同業種の平均的な水準を踏まえ、基本給についてもう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうかと、客観的な事実に基づいて論理的に説明することが、企業側を納得させる、強力な根拠となります。
企業への感謝を忘れず謙虚な相談スタンスを貫く
どれほど事前準備を入念に行い、確固たる根拠を持っていたとしても、希望額を一方的に要求として突きつけるのではなく、あくまで相談の形をとることが、ビジネスにおける重要なルールです。条件の話し合いに入る前に、経験が浅い立場でありながら、自分を高く評価して内定を出してくれた企業に対する感謝と、入社後にいち早く業務を覚え、実力で組織の利益に貢献したいという強い意欲を、真っ先に伝えます。プロとしての自覚と、新しい組織へ馴染もうとする謙虚さを両立させることで、相手の心証を損ねることなく、前向きな条件調整を行うことができます。
転職活動や給料交渉で絶対に避けるべきNG行動
確認や交渉のやり取りにおいて、一歩間違えると企業からの信頼を完全に失ってしまう、致命的なNG行動について確認しておきましょう。
学歴や出身校のブランドを過信した高圧的な給料要求
自身の出身大学や過去の学歴を理由に、企業側に対して高価格な給料を当然のように要求したり、高圧的な態度を取ったりすることは、絶対に避けるべきです。企業が対価を支払うのは、あくまで業務上で提供される実務上の成果やポテンシャルに対してであり、学歴そのものに対してではありません。プライドばかりが高く、組織に馴染みにくい人物であるとみなされることは、採用担当者から敬遠される、最大の原因となります。
個人的な事情や感情論を交渉の理由にすること
生活費が高騰しているから、あるいは、これまでの生活水準を維持したいからといった、個人的なプライベートの事情を、給料交渉の理由にすることは、ビジネスの場として不適切です。企業は、社員のプライベートな事情を補助するために給料を支払うのではなく、業務上で提供される実務上の価値や、将来のポテンシャルに対する対価として、給料を支払います。客観的な根拠を用いず、個人的な感情論を持ち出すことは、自立したビジネスパーソンとしての評価を、大きく下げる原因となります。
内定承諾の返事をした後に後出しで条件の変更を要求すること
提示された給与に一度納得して、内定承諾の意向を伝えた後や、書類を提出した後に、やっぱり給料を上げてほしいと、後出しで交渉を試みるのは、重大なルール違反です。一度交わした合意を、理由なく覆す行為は、採用担当者からの信用を完全に失墜させ、最悪の場合は、内定取り消しにつながるリスクも伴います。条件面に関する確認や交渉は、必ず内定承諾を行う前の検討期間中に、すべて完了させなければなりません。







