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転職サイトで見つけた求人の給与はどう見極める?年収アップを引き出す給料交渉の進め方

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転職活動を進める中で、自身のこれまでに培ってきた経験や、専門的なスキルを正当に評価してもらい、少しでも高い年収を獲得したいと考える転職者は、決して少なくありません。大手転職サイトなどを活用して求人情報を探す際、記載されている給与条件はどのように読み解けばよいのだろうか、また、希望する年収を引き出すためには、どのように給与交渉を進めれば、企業側の心証を悪くせずに納得のいく条件を得られるのだろうかと、疑問や不安を抱く方は、多く存在します。転職サイトに掲載されている給与額は、あくまで目安としての幅を持たせた表記が多く、実際の給与は、選考を通じた評価によって、個別に決定されます。求人票の表記を正しく理解し、適切な手順で給料交渉を行うことで、今後のキャリアの基盤となる納得のいく年収で、新たなスタートを切ることは、十分に可能です。この記事では、転職サイトにおける給与表記の確認ポイントをはじめ、希望額を引き出すためのスマートな給料交渉の進め方、そして、交渉の場で絶対に避けるべきNG行動について、詳しく解説します。

転職サイトの給与表記を正しく読み解くためのポイント

まずは、転職サイトに掲載されている求人情報から、企業が提示する給与の目安や、待遇の詳細を正確に把握するために、確認すべき重要なポイントについて、正しい理解を深めておくことが、大切です。

想定年収と月給の裏にある固定残業代や手当の確認

求人情報に記載されている、「想定年収」や「月給」の金額を確認する際、表面的な数字だけで判断するのではなく、その内訳を詳細にチェックすることが、非常に重要となります。提示されている金額の中に、毎月確実に支払われる基本給に加えて、住宅手当や役職手当などの各種手当が、どのように含まれているのかを、確認します。また、金額に「固定残業代(みなし残業手当)」が含まれている場合は、それが何時間分の残業に相当するのか、超過分が別途支給される規定になっているかを、明確に確かめておく必要があります。基本給の割合が高いほど、生活基盤が安定し、賞与や退職金の算出ベースも高くなる傾向があります。

モデル年収の実態と自らの評価テーブルの見極め

転職サイトの求人票には、入社後のキャリアアップをイメージさせるために、「20代・入社3年目・年収〇〇万円」といった、モデル年収が記載されているケースが、よく見受けられます。しかし、これらのモデル年収は、社内で特に高い成果を出している優秀な社員の例である場合や、インセンティブが最大限に支給された場合の金額を、提示していることもあります。そのため、あくまで参考程度にとどめ、自身が入社した場合に、どの等級や役職の評価テーブルに当てはまり、現実的にどの程度の給与からスタートするのかを、面接などを通じて、冷静に見極める視点が求められます。

転職サイト経由で応募した際のスマートな給与交渉の進め方

志望企業から内定を獲得し、労働条件を決定するオファー面談の場において、心証を悪くすることなく、希望する年収を引き出すための、具体的な交渉ステップについて、確認していきましょう。

面接の場ではなく内定後のオファー面談を交渉の舞台にする

転職サイトから自己応募で進める場合、面接の最中に、自分から給与の詳細について細かく質問したり、条件の引き上げを要求したりすることは、避けるのが無難です。お金への執着が強いという、ネガティブな印象を与えかねないため、具体的な給料交渉は、すべての選考を通過し、企業側が「あなたを採用したい」という意思を固めた、内定後のオファー面談の場で行うのが、最も適したタイミングとなります。

感情論を排除し客観的な実績と市場相場を根拠に相談する

実際の給料交渉を行う際、最も重要となるのが、生活費が足りないといった個人的な事情を排除し、これまでに自身が残してきたビジネス上の成果を、客観的な数値データとして提示することです。前職で達成した目標や、業務改善による具体的な実績を、論理的に説明します。その上で、これまでに培った経験とスキルを活かすことで、貴社においても早期に成果を生み出し、貢献できるという再現性をアピールしつつ、「提示いただいた給与について、もう少し歩み寄りをご検討いただくことは可能でしょうか」と、あくまで丁寧な相談のスタンスで、人事担当者とすり合わせを行います。

給料交渉の場で絶対に避けるべきNG行動

どれほど高いスキルを持っていたとしても、交渉の進め方を一歩間違えると、一瞬で企業からの信頼を失うことになります。以下の行動は、絶対に避けるべきです。

個人的な生活事情や感情論を要求の理由にすること

家賃の支払いがあるから、あるいは、どうしても今の年収を下げたくないからといった、個人的な生活事情を給与交渉の理由にすることは、厳禁です。企業は、社員のプライベートな事情を支えるためではなく、あくまで提供される実務上の価値や、将来的な成果への期待値に対して、給料を支払います。ビジネスの場において、個人的な感情論を持ち出すことは、自立した社会人としての評価を、大きく下げる原因となります。

内定承諾の返事をした後に後出しで条件を変更すること

オファー面談の場で、提示された条件に一度納得して、承諾の返事をした後や、内定承諾書を提出した後に、やっぱり別の転職サイトで見た相場に届かないと入社できないと蒸し返すのは、社会人としての常識を疑われる、重大なルール違反です。一度交わした約束を覆す不誠実な行為は、採用担当者からの信用を完全に失墜させ、最悪の場合は内定取り消しにつながるリスクも伴います。そのため、条件のすり合わせや交渉は、必ず内定承諾の返答を行う前の検討期間内に、すべて完結させなければなりません。

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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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