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転職の賃金交渉で使える例文集!年収アップを成功させる適切な伝え方とマナー

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転職活動において、志望する企業から無事に内定を獲得し、労働条件通知書を受け取った際、「提示された賃金をもう少し引き上げたいけれど、具体的にどのような言葉で伝えれば失礼にならないのだろうか」「メールや面談で使える具体的な例文を知りたい」と、悩む転職者は非常に多くいらっしゃいます。お金に関するデリケートな条件調整であるため、言葉選びを誤ってしまうと、採用担当者に悪印象を与えたり、交渉がスムーズに進まなかったりするリスクが存在します。適切な時期を見極め、客観的な根拠を用意した上で、丁寧で誠実な言葉を用いて臨めば、賃金交渉を成功に導き、納得のいく年収アップを実現することは十分に可能です。この記事では、賃金交渉を切り出すための基本的なマナーをはじめ、メールや面談でそのまま活用できる具体的な例文、伝える際のコツ、そして注意点について、詳しく解説します。

転職の賃金交渉を文面や口頭で伝える際の基本原則

まずは、企業に対して賃金の引き上げや条件の相談を切り出す際、どのような心構えとマナーをベースに置くべきかについて、正しい理解を深めておくことが大切です。

一方的な要求ではなく謙虚な「相談」のスタンスを徹底する

賃金交渉において最も重要なポイントは、「希望する金額を出してほしい」という一方的な要求や主張ではなく、お互いの事情に配慮した「相談」のスタンスを徹底することです。企業側へ連絡を入れる際は、自分を高く評価して内定を出してくれたことに対する深い感謝と、その企業で意欲的に働きたいという高い入社意欲を、真っ先に伝えます。「提示額に不満があるから要求する」という対立構造を作るのではなく、「貴社への入社を前向きに確定させたいからこそ、すり合わせを行いたい」という誠実な文脈を作ることが、企業の柔軟な対応を引き出す最大のコツとなります。

交渉のベストタイミングは「内定受領後」

どんなに丁寧な例文を用いたとしても、面接の途中で自分からお金の話を切り出してしまっては、評価を下げる原因となります。賃金交渉を行う上で最も安全であり成功率が高まる時期は、すべての選考プロセスを通過し、企業から正式に「内定通知書」や「労働条件通知書」を受領した直後から、内定承諾書を提出するまでの検討期間内に限られます。必ず正式な内定を受けた後に、条件の確認と合わせて交渉をスタートさせます。

【状況別】賃金交渉でそのまま使える具体的な例文集

実際に企業へ条件の相談を行う際に活用できる、メールやオファー面談(条件面談)での具体的な例文を紹介します。

1. メインで使える標準的なメールの例文

内定通知を受け取った後、担当の採用担当者へメールで賃金に関する相談を打診する際の、最も汎用性が高く丁寧な例文です。

メールの例文:

「件名:内定のお礼と労働条件に関するご相談【自身の氏名】

[企業の採用担当者名]様

お世話になっております。[自身の氏名]です。

この度は、私に対して素晴らしい内定のご通知ならびに労働条件通知書をお送りいただき、誠にありがとうございます。貴社の事業内容や今後のビジョンを拝見し、ぜひ一員として貢献したいという思いを大変強く抱いております。

いただきました労働条件通知書を拝見し、前向きに入社を検討させていただいておりますが、大変恐縮ながら、賃金条件につきまして一点だけご相談させていただく機会をいただけないでしょうか。

私といたしましては、前職で培いました[具体的な業務や実績、例:〇〇の法人営業における目標達成率〇%]や専門スキルを活かし、貴社におきましても早期に成果を出して貢献できるよう努める所存です。

つきましては、これまでの実績や現在の市場相場を踏まえ、大変不躾なお願いではございますが、年収〇〇万円(基本給〇〇万円)程度をご検討いただくことは可能でしょうか。

貴社の規定やご事情がある中、無理を申し上げていることは重々承知しておりますが、ご社内にてご検討いただけますと幸いです。

お忙しいところお手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」

2. オファー面談(口頭)で切り出す際のフレーズ例

企業から「条件面談(オファー面談)」の場を設けられた際や、電話で直接話を切り出す際に使える、角を立てない具体的な会話フレーズです。

口頭でのフレーズ例:

「本日はお時間をいただき、誠にありがとうございます。内定のご連絡をいただき、大変嬉しく思っております。ぜひ前向きに入社させていただきたいと考えております。

その上で、事前に頂戴いたしました労働条件について、少しだけご相談のお時間をいただけますでしょうか。私はこれまで、[前職の経験やスキル]を中心に業務を行ってまいりまして、前職での額面年収は〇〇万円でございました。

入社後もこの経験を最大限に活かして早期に貢献したいと考えておりますので、もし可能でございましたら、年収面をもう少し(〇〇万円程度)ご検討いただくことは可能でしょうか。会社の規定がある中で大変恐縮ではございますが、ご検討いただけますと幸いです。」

3. 他社の内定を比較材料として上品に添える場合の例文

複数の企業から内定を得ており、客観的な条件を比較した上で相談を行う場合の、丁寧なニュアンスを含めた例文です。

他社比較を添える場合の例文:

「……いただきました労働条件を拝見し、他社からの内定条件とも比較させていただく中で、貴社への入社意欲が非常に高いため、大変恐縮ながら賃金条件につきましてご相談させていただきたくご連絡いたしました。

他社で提示されております条件(年収〇〇万円程度)や、これまでの私の市場価値および実務実績を踏まえまして、もし可能でございましたら、貴社におきましても年収〇〇万円程度をご検討いただくことは可能でしょうか。他社への就職を目的としているわけではなく、第一志望である貴社で安心して長く貢献したいと考えておりますので、ご調整の余地がございましたらご検討いただけますと幸いです。」

賃金交渉の例文を活用する際に意識すべきポイント

作成した例文をそのまま、あるいは自身の状況に合わせて微調整して使用する際、意識しておくべき重要なポイントについて解説します。

根拠となる数字や実績を必ず盛り込むこと

例文の中にある「前職での実績や専門スキル」の部分には、曖昧な表現を避け、できる限り具体的な数値データを盛り込むことが不可欠です。「売上目標達成率〇%」「マネジメント経験〇年」「資格保有」といった客観的な事実を添えることで、単なるわがままではなく、論理的な理由に基づく相談であることを企業側に示すことができます。

譲れない最低希望額(ボトムライン)をあらかじめ設定する

提示された金額に対して企業側から何らかの回答(折衷案や据え置きの回答)が返ってきた際に対応できるよう、あらかじめ「これ以下の条件であれば辞退する」という最低希望額(ボトムライン)を自分の中で明確にしておくことが大切です。提示された代替案に対しても、冷静に判断を下せる準備をしておく必要があります。

賃金交渉で避けるべき注意点とNG行動

交渉をスムーズに進め、企業からの信頼を損なわないために、あらかじめ把握しておくべき禁止事項について確認しておきましょう。

内定承諾後の「後出し交渉」は重大なルール違反

提示された労働条件に納得し、一度「内定承諾書」や「労働条件同意書」に署名捺印をして提出した後に、やはり賃金を上げてほしいと、後出しで交渉を持ちかけることは、重大なルール違反となります。すでに社内の決裁フローを経て決定し、双方が合意した契約条件を事後的に覆そうとする行為は、約束を守らない不誠実な人物であるという決定的な悪印象を与えます。その結果、採用担当者や配属先からの信用を根底から失う事態を招くため、条件に関する確認や相談は、必ず承諾書を提出する前の検討期間内に、すべて完結させることが必須となります。

私的な生活事情や感情論を理由にしない例文の使い回し

例文をアレンジする際、「住宅ローンがあるから」「生活費が足りないから」といった、私的な生活事情や過去の不満を理由に含めることは避けるべきです。企業は個人の生活に対して対価を支払うのではなく、提供される労働の価値や成果に対して給料を支払います。交渉の場においては、個人的な事情は完全に切り離し、常に自分が企業へ提供できるビジネス上の客観的な価値のみを理由として記載・発言するようにしてください。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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