2025.04.20

転職時の給与交渉をメールで行う方法｜書き方・例文・注意点を徹底解説

ライト

転職活動では、面接や条件提示を経て「給与交渉」に至るケースが多くあります。その際、口頭では伝えづらい希望条件や調整依頼をメールで交渉する場面も少なくありません。
特に「給与交渉転職メール」は、丁寧さと論理性の両立が求められる重要なコミュニケーション手段です。

本記事では、転職活動における給与交渉のメールのタイミング、構成、例文、成功のポイント、NGパターンを具体的に解説します。

Contents

転職活動における給与交渉メールのタイミング
メールで給与交渉を行う際の基本構成
給与交渉メールの例文（直接応募の場合）
エージェント経由で給与交渉する場合のメール例文
メールでの給与交渉を成功させるポイント
給与交渉メールでやってはいけないNG表現
まとめ｜給与交渉メールは丁寧さと論理性が鍵
- ✅ 最後に押さえておきたいポイント

転職活動における給与交渉メールのタイミング

メールで給与交渉を行うべきベストタイミングは以下の通りです。

タイミング	メール交渉の適性	補足
✅ 内定通知を受けた直後	◎ 最適	条件提示後に検討する形が自然
△ 最終面接直後（条件が明確でない場合）	△ 限定的	面接内での口頭確認が優先される
❌ 入社承諾後	✕ 遅い	合意済と判断され交渉が難航することが多い

メールで給与交渉を行う際の基本構成

給与交渉メールは、以下のような構成で書くと丁寧かつ明確になります。

件名（例：内定条件に関するご相談）
宛名（採用担当者名 or エージェント名）
挨拶と内定への感謝の意
給与条件についての相談であることを明記
現職との比較や業務内容に基づく理由提示
希望年収または調整幅の提示（可能であれば）
柔らかな表現で調整依頼
結びと署名

給与交渉メールの例文（直接応募の場合）

件名：内定条件に関するご相談

株式会社〇〇〇〇
採用ご担当者様

お世話になっております。先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
御社のビジョンや事業内容に深く共感し、前向きに入社を検討しております。

つきましては、1点ご相談させていただきたくご連絡いたしました。
現在の年収はおよそ〇〇〇万円となっており、今回ご提示いただいた条件に対して、業務内容や責任範囲を踏まえますと、
可能であれば年収〇〇〇万円前後でのご調整をご検討いただくことは可能でしょうか。

ご無理のない範囲で構いませんので、一度ご検討いただけますと幸いです。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

〇〇〇〇（署名）

エージェント経由で給与交渉する場合のメール例文

件名：内定条件に関するご相談

○○（エージェント名）様

いつも大変お世話になっております。
このたびは企業様より内定をいただき、ありがとうございます。

一点、年収条件についてご相談させていただきたくご連絡いたしました。
現職では年収〇〇万円であり、今回のポジションと業務内容を踏まえますと、〇〇万円前後でご調整いただけると大変ありがたく存じます。

お手数をおかけしますが、ご確認の上、企業様へお伝えいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

〇〇〇〇（署名）

メールでの給与交渉を成功させるポイント

ポイント	解説
✅ 感謝の意を必ず伝える	好印象を与え、交渉の土台を築く
✅ 条件提示後に行う	タイミングを外すと印象が悪くなる
✅ 金額には「理由」を添える	市場相場、現職比較、業務負担などが根拠
✅ “要求”ではなく“相談”の姿勢を貫く	柔らかい言い回しで受け入れられやすく

給与交渉メールでやってはいけないNG表現

NG例	理由
「この金額でなければ入社しません」	高圧的な印象を与え交渉が決裂するリスク
「〇〇社はもっと高い」	比較されると企業の立場を損ねる
「〇〇万円希望します。以上」	理由がないと説得力がなく失礼な印象