お役立ち情報
PR

転職面接の「入退室マナー」完全手順|第一印象と去り際で評価を高める所作と注意点

ライト
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

中途採用の面接において、ドアを開けて入室してから用件を終えて退室するまでの「入退室の所作」は、候補者のビジネスマナーと社会人としての成熟度を測る重要な判断材料です。

「ノックの回数は何回が正しいのか」「椅子のどちら側に立ち、どのタイミングで着席すればよいのか」「面接が終わった後の退室時の挨拶やお辞儀の手順はどうすべきか」など、細かい一連の流れに不安を抱く転職者は少なくありません。

新卒採用とは異なり、中途採用では「基本的な立ち振る舞いが無意識レベルで身についていること」が大前提とされます。入室直後の数秒間で作られる第一印象と、面接を終えて部屋を出る去り際の印象は、面接官が下す総合的な人物評価に直結します。

対面面接における入室から退室までの完全な手順をはじめ、所作ごとの具体的なマナー、面接官が見極めている評価基準、Web面接での入退室の作法、そして洗練された所作が給与交渉に与える影響について解説します。

転職面接における「入室」の正しい手順と所作

面接官がすでに室内で待機している標準的なケースにおける、入室から着席までの一連の流れです。

1. ドアを落ち着いたテンポで3回ノックする

面接室のドアをノックする回数は「3回」が国際標準のマナーです。2回のノックは空室確認(トイレ等)とされるため、ビジネスの場では避けます。

  • 所作の要点:慌てず、適度な力加減で「コン・コン・コン」と3回鳴らします。

2. 返答を聞いてからドアを開け、第一声を発する

室内から「どうぞ」「お入りください」と声がかかったことを確認してから、ゆっくりとドアを開けます。

  • 所作の要点:ドアを開けたら部屋に入る前に面接官の目を見て、「失礼いたします」と明るく明瞭な声で発声します。

3. 体をドアに向け直して静かに閉め、一礼する

部屋に足を踏み入れたら、ドアの方へ体を向き直して両手で静かに扉を閉めます。

  • 所作の要点:背中越しに後ろ手でドアを閉めるのは、雑で無作法な印象を与えるため厳禁です。ドアを閉めた後、再び面接官の方へ向き直り、背筋を伸ばして「30度〜45度」の角度で丁寧にお辞儀をします。

4. 椅子の横(下座側)に立ち、名乗る

椅子の横(案内がない場合は、出入口に近い側の横)まで背筋を伸ばして歩きます。

  • 所作の要点:勝手に座らず、椅子の横に姿勢正しく立ち、「本日〇時より面接のお時間をいただきました、〇〇 〇〇(氏名)と申します。本日はよろしくお願いいたします」と名乗り、言葉を述べてから頭を下げる「語先後礼」の形で一礼します。

5. 面接官に着席を促されてから腰掛ける

面接官から「どうぞ、お掛けください」と案内があってから着席します。

  • 所作の要点:「失礼いたします」と述べて軽く会釈し、椅子に腰掛けます。背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばして浅めに座ります。手荷物は自分が座る足元(椅子の横)の床に自立させて置きます。

転職面接における「退室」の正しい手順と所作

面接が終了した後の去り際は、緊張が緩んで素の態度が出やすい瞬間です。最後の瞬間まで礼節を保つことが求められます。

1. 着席したまま面接終了の感謝を述べる

面接官から「本日の面接は以上となります」と終了が告げられたら、すぐに立ち上がらず、座ったまま姿勢を正します。

  • 所作の要点:面接官の目を見て、「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました」と明確に御礼を述べ、座ったまま深く一礼します。

2. 立ち上がり、椅子の横で再度一礼する

荷物を持ち、立ち上がって椅子の横に姿勢を正して立ちます。

  • 所作の要点:「失礼いたします」と一言添えて、改めて丁寧にお辞儀をします。コートなどの上着を持っている場合も、ここでは羽織らず、腕にかけたままにしておきます。

3. ドアの前まで歩き、向き直って最後の一礼をする

ドアの前まで落ち着いた足取りで移動します。

  • 所作の要点:いきなりドアノブを回すのではなく、ドアの前で一度面接官の方へ振り返ります。しっかりと面接官の目を見て「失礼いたします」と述べ、45度の角度で最後のお辞儀をします。

4. 音を立てずにドアを開閉して退室する

ドアを開け、部屋の外へ出ます。

  • 所作の要点:外へ出たら、面接官がいる室内側を向き直しながら、両手で静かにドアを閉めます。完全に扉が閉まるまで視線を外さず、音を立てずに閉め切ります。

5. エレベーターや建物を出るまでの立ち振る舞い

面接室を出た後も、選考は継続しています。

  • 所作の要点:社員に見送られる場合は、エレベーターの扉が完全に閉まるまで頭を下げ続けます。見送りが不在の場合でも、建物の敷地を出るまではコートを羽織ったり、スマートフォンを取り出したりせず、スマートな態度を維持します。

Web面接(オンライン面接)における入退室の作法

オンライン選考における入退室は、通信接続から切断までのスムーズさと配慮が実務能力の指標となります。

フェーズ望ましい対応・手順
入室(接続時)指定のリンクへ開始3〜5分前に接続する。接続直後に「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。音声や映像は問題ございませんでしょうか」と確認を入れる。
面接終了時「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」と画面に向かってお辞儀をする。
退室(切断時)面接官から「それではご退出ください」と促されたら、「失礼いたします」と述べて会釈する。面接官が退出するのを待つか、促された場合は静かに「退出ボタン」をクリックする。

入退室のマナーでやってしまいがちなNG行動

無意識のうちにやってしまい、面接官にマイナスな印象を与えてしまう典型的な失敗例です。

NG行動面接官が抱く懸念改善の着眼点
ノックを2回しか叩かない空室確認(トイレ)と混同され、ビジネスマナー不足とみなされる落ち着いたリズムで正確に3回ノックする
後ろ手でノールックでドアを閉める横着で雑な性格に見え、礼儀を欠いていると判断される体をドアの方へきちんと向け、両手で静かに閉める
「どうぞ」と言われる前に勝手に座る指示を待てず、相手への敬意がない傲慢な人物と受け取られる「お掛けください」と促されてから「失礼いたします」と座る
面接終了直後に慌てて荷物を片付ける早く帰りたがっているように見え、余韻や礼節を損なうまず座ったまま御礼を述べ、落ち着いて荷物をまとめてから立ち上がる
退室時に振り返らずに出ていく去り際の配慮に欠け、不誠実な印象を残すドアの前で必ず向き直り、「失礼いたします」と一礼してから出る

洗練された入退室所作が「給与交渉」に与える間接的な影響

転職活動における給与交渉を成功させる上で、入退室時の洗練された立ち振る舞いは、「高い年収に見合う品格と市場価値」を無言のうちに証明する重要な基盤となります。

中途採用で高い給料や好待遇を勝ち取る人材は、面接での受け答えが優れているだけでなく、「この人物なら、社外の重要顧客や経営層の前に一人で出しても安心できる」という揺るぎない信頼感を面接官に与える人物です。

無駄のない洗練された動作、丁寧なドアの開閉、最初から最後まで乱れない礼節は、候補者の「高い自己規律」と「プロフェッショナルとしての成熟度」を如実に示します。

入室から退室に至る一連の所作でプロとしての風格を確立しておくことが、選考全体の評価を底上げし、最終的なオファー面談において希望年収を堂々と引き出すための強固な土台となります。

代理人を介した給与交渉で幸福度UP
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
履歴書・職務経歴書の助言
応募書類マスター
面接のアドバイス
面接のトリセツ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました