2025.04.16

【看護師向け】内定後の給与交渉は可能？伝え方・タイミング・注意点を徹底解説

ライト

看護師として転職活動を行う中で、内定を得たあとに「もう少し給与条件を上げてもらえないか？」と考えた経験はありませんか？
特に夜勤回数や経験、資格などを考慮した場合、提示された給与が自身の期待と合わないケースもあります。そんなときに重要なのが、**「内定後の給与交渉」**です。

この記事では、「内定後給与交渉看護師」というキーワードを軸に、転職先の医療機関に対して給与交渉を行う際のベストなタイミング、伝え方、成功のための準備、注意点を看護師目線でわかりやすく解説します。

Contents

内定後でも給与交渉はできる？
給与交渉のベストタイミングは「内定通知直後」
- タイミングの例：
看護師が給与交渉で準備すべきポイント
看護師向け・内定後の給与交渉メール例文
給与交渉時のNG行動・注意点
エージェントを活用して交渉を代行してもらうのも◎
まとめ｜看護師の内定後の給与交渉は、準備と誠意がカギ
- ✅ 最後に押さえたいポイント

内定後でも給与交渉はできる？

結論から言えば、内定後の給与交渉は可能です。
ただし、病院や施設ごとに給与体系が厳密に定められている場合もあるため、「必ず通る」とは限りません。大切なのは、丁寧かつ納得感のある根拠を示して交渉することです。

特に以下のようなケースでは、交渉が受け入れられる可能性が高くなります：

経験年数が豊富で即戦力と判断される
夜勤や土日勤務への柔軟な対応が可能
認定看護師や専門資格を保有している
病棟リーダー経験など、マネジメント経験がある

給与交渉のベストタイミングは「内定通知直後」

給与交渉は、「内定承諾前」、つまり正式な雇用契約を結ぶ前に行うのが鉄則です。
承諾後に条件の変更を求めるのは、トラブルや信頼の低下につながる可能性があります。

タイミングの例：

書面での内定通知を受けた後
給与条件（想定年収・時給など）の提示を受けた後
勤務条件の最終確認の面談が行われるとき

看護師が給与交渉で準備すべきポイント

✅ 1. 希望額を明確にする（レンジで伝えるのが理想）

例：

「希望は月給28万円～30万円程度です」
→ 固定の金額ではなく、幅を持たせることで交渉しやすくなります。

✅ 2. 交渉の根拠を用意する

自分の希望額に対して、「なぜその額が妥当なのか」を説明できる材料を用意しましょう。

根拠の例：

夜勤月8回以上の経験
特定の診療科（ICU・ER・手術室）での勤務実績
他院での給与水準や、現職の年収
資格（認定看護師、糖尿病療養指導士など）

✅ 3. 相場を把握して現実的な金額を提示する

地域や医療機関の種類（大学病院、民間病院、クリニック）によって給与の相場は異なります。
転職サイトやエージェントを活用して、同エリア・同規模施設の年収相場を把握しておくことが大切です。

看護師向け・内定後の給与交渉メール例文

件名：内定条件に関するご相談

○○病院　人事ご担当者様

お世話になっております。〇〇と申します。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。

ご提示いただいた給与条件につきまして、誠に恐縮ですが一点ご相談がございます。

私のこれまでの経験（例：急性期病棟での夜勤経験や○○資格の取得）や業務内容を踏まえ、
月給28万〜30万円程度でのご検討をお願いできないかと思い、ご連絡差し上げました。

御院での勤務には強い意欲を持っており、条件面について前向きにご相談させていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

〇〇〇〇（氏名）

給与交渉時のNG行動・注意点

NG行動	理由
感情的・高圧的な態度	相手の心証を悪くし、内定辞退にもつながる可能性あり
希望額に根拠がない	説得力を欠き、「わがまま」に見えてしまう
他の病院と比較する	「○○病院ではもっと高かった」は逆効果になる
承諾後に条件変更を申し出る	トラブルの元。交渉は必ず契約前に行うこと