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転職時の給与交渉を英語でスマートに行うには?実践的フレーズと成功のポイントを徹底解説

ライト

外資系企業への転職や、グローバルな職場へのキャリアチェンジでは、「給与交渉を英語で行う」という場面が避けられないケースもあります。転職という重要な転機において、英語での給与交渉に自信が持てないと感じる方も少なくありません。

そこで本記事では、「給与交渉 英語 転職」というキーワードを軸に、転職時に英語で給与交渉を行う際のポイントや注意点、状況に応じた英語フレーズ、成功につなげるコツを詳しく解説します。


英語で給与交渉を行う必要がある場面とは?

シーン想定される状況
外資系企業への転職英語でのオファーレターや面談が発生
海外勤務・海外駐在のポジション現地給与・ベネフィットの調整が必要
多国籍チームとのやり取りグローバル人事との英語での条件交渉
転職エージェントが英語対応初回面談〜条件交渉まですべて英語で進むケースも

転職時の給与交渉で押さえるべき英語表現(実践編)

✅ 1. オファー受領後の基本フレーズ

  • “Thank you very much for the offer. I’m very excited about the opportunity.”
    (オファーをいただきありがとうございます。貴社での機会に非常に興奮しております)
  • “Before I accept, I’d like to discuss the compensation details.”
    (オファーを受ける前に、報酬面について少しお話しできればと思います)

✅ 2. 希望年収を伝える表現

  • “Based on my experience and current market standards, I was expecting a salary in the range of $〇〇 to $〇〇.”
    (自分の経験と市場水準に基づき、〇〇〜〇〇ドル程度を想定しておりました)
  • “Considering the responsibilities of the role, I would feel comfortable with a package closer to $〇〇.”
    (職務の責任の重さを考慮すると、〇〇ドルに近い条件であれば納得感があります)

✅ 3. 柔らかく条件の再検討をお願いする言い方

  • “Is there any flexibility on the salary offer?”
    (ご提示いただいた給与に柔軟性はありますか?)
  • “Would it be possible to revisit the compensation?”
    (報酬について再検討いただくことは可能でしょうか?)
  • “I truly appreciate the offer, but I was hoping for something slightly higher.”
    (オファーに感謝しておりますが、もう少し高い条件を想定しておりました)

給与交渉を英語で進めるときの成功ポイント

✅ ポイント1:希望額は「根拠」とともに提示する

たとえば以下のように言うと説得力が高まります:

“In my current role, I’m earning $〇〇, and with the added responsibilities in this position, I believe $〇〇 would be a fair adjustment.”

(現職では〇〇ドルをいただいており、このポジションではさらなる責任が求められることから、〇〇ドルが妥当と考えております)


✅ ポイント2:「断る」ではなく「相談する」姿勢を見せる

英語での給与交渉では、強く拒否するのではなく、オープンで建設的なコミュニケーションが好まれます。

たとえば:

❌ “I can’t accept this offer.”(このオファーは受けられません)
✅ “Would you be open to revisiting the salary component?”(給与部分の見直しはご検討いただけますか?)


✅ ポイント3:トータルコンペンセーション(総報酬)を意識

給与交渉では、基本給だけでなく、ボーナス・福利厚生・リモートワーク制度なども含めた“総合条件”で話すのが英語圏では一般的です。

“Is the performance bonus included in the base package, or is it separate?”
(成果ボーナスは基本給に含まれますか?それとも別途支給でしょうか?)


ケース別:転職時の英語給与交渉例

● ケース1:オファーが希望より低いとき

“Thank you for the offer. I appreciate it very much. That said, based on my experience and the scope of the role, I was hoping for a salary closer to $〇〇. Would that be possible to consider?”


● ケース2:別企業からのオファーと比較したいとき

“I’m currently evaluating multiple opportunities, and I’d like to consider all offers carefully before making a final decision. Would it be possible to extend the response deadline by a few days?”


● ケース3:年収以外の条件(勤務体系・福利厚生)も含めて交渉したいとき

“Aside from the salary, I’d also like to discuss other aspects of the offer, such as remote work flexibility and annual leave policy.”


転職での英語給与交渉における注意点

注意点理由
交渉時のトーンが強すぎないように英語圏では「丁寧さと論理性」が高評価
オファー受諾前に交渉する受けた後に条件変更を求めるのはマナー違反
年収相場を事前に調べておく現実的な希望額に説得力を持たせるため

まとめ|英語での給与交渉は「準備 × 丁寧な表現 × 論理性」がカギ

転職活動における英語での給与交渉は、慣れない環境で不安を感じやすいものですが、丁寧な言い回しと根拠ある交渉で印象よく希望を伝えることは十分可能です。


✅ 最後に押さえたいポイント

  • 英語での給与交渉では「希望の理由」を明確に伝えることが成功の鍵
  • トーンは柔らかく、言葉は具体的に
  • 転職では「基本給+ボーナス+福利厚生」のトータル報酬で考える
  • 感謝・誠実さ・プロフェッショナルな態度を常に忘れずに

英語だからといって遠慮する必要はありません。あなたのスキルと価値に見合った報酬を得るための前向きなコミュニケーションとして、しっかり準備をして臨みましょう。

ABOUT ME
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キャリアアドバイザー
人材サービス会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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